温浴学

温浴は、これほど人の生活に密着し、健康と幸福に深く関わる重要文化であるにも関わらず、あらゆることが未解明過ぎると思います。

工学、化学、医学、経営学、民俗学、社会学、法学…様々な分野でもっと専門的な研究が必要ですし、それらを統合した温浴学を確立して欲しいと願わずにはいられません。

世界一の風呂好き民族であり、世界中の情報や技術を吸収しながら発達してきた風呂文化を持つ日本人だからこそできることですし、やらなくてはならないと思うのです。

リスクを知る

思い返してみると、最近起きたサウナでの火災はすべて新しいタイプのサウナで、従来から普及してきた営業用サウナではありません。

日本サウナ・スパ協会のサウナ設備設置基準が、電気ストーブとガスストーブについてしか記載されていないことからも分かりますが、日本で長らくサウナで大きな事故が起きていなかったのは、完成度の高い製品と施工技術の範囲内で作られてきたからで、その枠に収まらない新興サウナについてはまだどのように扱うべきか、製作する側、許認可する側、運用する側、利用する側いずれも未知の世界で試行錯誤の途上にあるのです。