2021年を振り返る(2)

陽極まれば陰となり、陰極まれば陽となる。ローソク足チャートに長いヒゲが出たら反転するように、ハードの工夫で勝負する流れはこのあたりで反転するのではなかろうか?とも考えられます。
ここから先も厳しい経営環境が待っているとしたら、もはやソフト=人の力で対抗していく以外にないのではないでしょうか。

2021年を振り返る

今年も残すところあと一週間。いろいろなことがあり過ぎて、言葉では言い表せないほど目まぐるしい一年でしたが、こうしてどうにか無事に年の瀬を迎えていることが不思議な感じもしています。
弊社は27日が仕事納めの予定ですので、年内のメルマガ配信はあと2回。締めくくりで私なりに2021年を振り返ってみたいと思います。

環境変化と新業態(3)

建築コストがますます高騰しています。コロナ禍によって工場生産が滞り、一部資材が供給困難になっているといったこともあるようですが、米国や中国など海外では経済回復が進んでいることで世界的に建築資材が上昇傾向とのこと。経済回復が遅れる日本は物価ばかりが上昇してさらに資材調達困難な状況になりそうです。

環境変化と新業態(1)

温浴ビジネスの経営環境はかつてないほど激しく変動しています。
既存の業態が生きにくくなったり、突然変異種が生存する余地が生まれているのです。
アウトドアサウナ、個室サウナはすでに生存できる新種として、子孫を増やし始めているように見えます。

計算のできない世界

近隣商圏<広域商圏<観光マーケット。ここまでが、温浴施設のマーケティング戦略として計算ができる世界です。市場規模を把握し、そこから集客と売上を予測し、投資との適正なバランスを考えることで、できるだけリスクを排除し、堅実な事業計画に整えるのがコンサルタントの重要な役割だと思っています。
しかし、上記のようなアプローチでは、革命的な温浴施設を生み出すことはできないのです。

客単価は注文点数

何億円という投資をする温浴施設の飲食単価は、1,000円を超えるのもなかなか大変なことなのに、駅前の大衆酒場では軽く客単価4,000円を超えるというのは腑に落ちません。

これが注文点数マジックというやつなのです。