客単価は注文点数

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今日は 2021年12月17日です。

◆客単価は注文点数

 昨日の夕方は、温浴業界関係者の皆様5人と一緒に再びサムライサウナの見学へ。サウナに入って夕日を眺めてととのう予定だったのですが、プロばかりなので仕事関連の話が尽きず、ちっともリラックスできませんでした…。

日が暮れて、帰りがけに新木場の駅近くの居酒屋で忘年会をやりました。

その店は初めての利用でしたが、まだオープンして間もないのか、きれいな店内。

おでん、串焼き、メンチカツ、アジフライなどの気取らない庶民的なメニューを、一皿300円〜400円台の頼みやすい価格帯で多く揃えています。

総勢6名ですので、ひとつのメニューを3皿ずつ頼んで、それぞれ2人で取り分けて食べたら美味しいのでもう3皿…といった形で注文が進み、気がついたらお帰りの精算金額はひとりあたり4,000円超え。

メニュー単価が低い割に合計金額が結構いいお値段になったことにはちょっと驚きました。

ちょうど昼間の会議では温浴施設の事業計画が議題で、入館者の飲食利用率と飲食客単価の目標をどのレベルに設定するか話していたところだったので、なおさらショックを感じたのです。

何億円という投資をする温浴施設の飲食単価は、1,000円を超えるのもなかなか大変なことなのに、駅前の大衆酒場では軽く客単価4,000円を超えるというのは腑に落ちません。

これが注文点数マジックというやつなのです。

以前温浴施設の飲食客単価と、1人あたり注文点数の関係を分析してみたことがあるのですが、そこで明らかになったのは、注文点数と客単価には明確な相関関係があるということでした。

飲食客単価1,000円前後の施設では、だいたい1人あたり注文1〜2点となっていて、客単価が高めの施設は2点以上、分析対象の中で最も飲食売上の高かった施設は、飲食客単価2,378円で注文点数は4.4点でした。

温浴施設の飲食メニューは、1,000円以下の麺類やご飯類の単品が中心で、もっと客単価を上げようとしている施設でも、やっていることは定食やセット、御膳で1,000円を超えるメニューを作って、それを一生懸命売り込もうとしているケースが多いと感じています。

しかし、そのメニュー構成では、どうやっても飲食客単価1,000円前後から抜け出すことは難しいのです。

むしろ…

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