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今日は 2021年12月21日です。
◆事業は人なり
経営の結果を左右する要因として、外部環境と言われるマーケット動向、立地、アクセス、商圏人口、競合環境。もっとマクロには景況や社会情勢、人口動態、気候や災害などにも影響を受ける。
そして内部環境はあらゆる経営資源、ノウハウ、資金、井戸や源泉の存在も大きな影響力を持つ。
長年温浴経営コンサルタントをやっていて思うのは、上記のような外部・内部環境の中で、最も重要かつ難しい要因は、「人材」だということです。時に「人財」という文字が使われることもありますが、人こそが経営において何よりも大きな影響力を持っているのです。
優秀な人財が高いモチベーションを持って活躍することで、様々なマイナス要因を跳ね返し、常識を超える素晴らしい結果を出しているケースを何度も見てきました。
どう見ても勝てそうにない競合施設に囲まれても健闘を続けられているのは、あの店長が頑張っているから…といったことです。
逆に優秀な人が去って急に業績が下がったり、恵まれた環境や資源があるにも関わらず、思うような結果が出せずに苦戦してしまうことも多々ありました。
温浴施設はハードのありようで決まる装置産業のように見えますが、実際には属人的色彩が強いサービス業なのです。
人の採用や育成にもノウハウがありますが、結局は人と人が出会い、それぞれの運命がどう絡んでいくのかということ。結婚相手や親友を作ろうと思ってできるものではないのと同じことで、狙った通りに行くとは限らないのです。
これはひとつの企業内だけでなく、人間社会に共通のことだと思います。
そしていま、温浴業界にはかつてないほど優秀でパワフルな人が集まってきていると感じています。施設を経営する企業内だけでなく、温浴を取りまく様々な分野に多士済々、キラ星のごとく人財がいるのです。
私が温浴業界に関わって四半世紀になりますが、かつてこのようなことを感じたことはありませんでした。
温浴業界がひとつの企業だと思えば…
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