リスクを知る

思い返してみると、最近起きたサウナでの火災はすべて新しいタイプのサウナで、従来から普及してきた営業用サウナではありません。

日本サウナ・スパ協会のサウナ設備設置基準が、電気ストーブとガスストーブについてしか記載されていないことからも分かりますが、日本で長らくサウナで大きな事故が起きていなかったのは、完成度の高い製品と施工技術の範囲内で作られてきたからで、その枠に収まらない新興サウナについてはまだどのように扱うべきか、製作する側、許認可する側、運用する側、利用する側いずれも未知の世界で試行錯誤の途上にあるのです。

7割経済脱出のための道しるべ

「温浴施設データファイル2022」が発刊されました。
コロナ禍による混乱期の真っ只中に、統計的なデータがどこまでの意味を持つのかとも心配していたのですが、綜合ユニコムさんの編集部、企画調査部のご尽力によって、素晴らしい本が出来上がり、ホッとしました。
隔年で発行されてきた「温浴施設データファイル」の中でも、もっともハイレベルな内容になっていると思います。