有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様
今日は 2021年11月5日です。
◆ニューウィングのシャワー
前号で、週刊SPA!サウナ通座談会の席でニューウィング吉田支配人とご一緒させていただいたことを書きましたが、その時に座談会の内容とは関係なく、吉田支配人にひとつ聞いてみたことがあります。
それは「シャワーの水圧、前より強くなってます?」という質問でした。
座談会の会場が錦糸町のニューウイングだったので、座談会が始まる前に久しぶりにニューウイングで入浴させてもらったのですが、その際に使った洗い場のシャワーの勢いがとても強くて、前はこれほどではなかったのではないか?と感じたのです。
吉田支配人は「シャワー?調整はしてますが…?」と、特にこだわっていない様子でしたが、私からすると今のニューウィングのシャワーはかなり素晴らしいものです。
シャワーについて語る人はあまり見かけないのですが、実は温浴施設にとって非常に重要な要素だと思っています。
同じ製品のシャワーヘッドをつけていても、施設ごとの水圧や水量によって使用感が変わります。
強ければ強いほど良いということではないのですが、水量たっぷりで勢いのあるシャワーが気持ち良いのは間違いありません。シャンプーやボディソープも短時間で洗い流すことができますし、水圧によるマッサージ効果も得られます。
最近は節水型シャワーヘッドが普及しているので、当たりは強く感じてもシャンプーを洗い流すのに時間がかかったり、細くて強過ぎる水流だと肌に痛かったり、なかなかバランスが難しいのです。
私が日本で一番素晴らしいと思っているのは、サウナしきじのシャワーです。ほとんどの人はしきじのサウナと水風呂を絶賛しますが、あの素晴らしい天然水が猛烈な勢いで出てくるシャワーは他に類を見ません。しっかり手に持っていないと水圧の勢いでシャワーヘッドが踊り出すこともあり、強いけれども痛くない水流はずっと浴びていたくなるくらいです。
しかし、普通の温浴施設がしきじのシャワーを真似しようとすると、水光熱費がとんでもないことになるので、おススメはしません。
シャワーも、与えられた環境の中で最適化を探らないければならないものなのです。サウナしきじは、恵まれた水環境を活かして、それを最適な形で提供できていると言えます。
いま、日本ではほとんどの世帯に浴室があり、シャワーがついています。温浴施設に行かずとも毎日のように使っているものです。
だからこそ、これは普通のシャワーじゃない、ということは多くの人が感じ取ってくれます。規模とか温度計といった数値的な指標がないので語られにくいだけで、しきじのシャワーが自宅のシャワーとは次元が違うということは誰もが実感しているはずです。
ニューウィングのシャワーは、私の中ではしきじに次ぐと言ってよいレベルでした。そんなニューウィングも最近は人気が高まって、「行ってよかったサウナ2021」総合ランキング第18位。入館制限が頻発していますが、シャワーの魅力も無関係ではないと思っています。
最近は斬新な発想や面白いアイデアの施設が次々登場しています。一番になることや、他と比較できない唯一無二の魅力をつくり出すことは重要ですが、一方でシャワーのように、毎日使うものや誰もがよく知っていることにこそ…
---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。
メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。
メールマガジンご購読のご案内はコチラです。