油断なく備える

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今日は 2020年7月30日です。

油断なく備える
 昨日は関西ホテルレストランショー初日。来場者数は速報で1,305名とのことでした。

関西ホテレスの開催は15年ぶりで、本来はインバウンド需要など大きな盛り上がりを見せるマーケットに対して春のホテレス(HCJ)だけでは受け皿として足りないという判断からの企画だったのだろうと思いますが、かつて3日間で数万人を集客してきた大規模イベントとしては来場者数も出展ブースも寂しいものでした。

会場が閑散としているのは事前予約制による来場者数分散コントールのためだけではなく、やはり来場者の絶対数が少ない。

メトス吉永社長とご一緒に講演させていただいたセミナーでは「サウナ室の強制換気を導入した場合の環境変化」といった新しい情報もあり、私自身も非常に勉強になる内容だったのですが、会場は客席3席に対して1人を着席させるというディスタンス仕様で人数制限。講師もアクリル板で囲まれた箱の中で講演というように安全対策を徹底したものでした。

このような判断の難しい危機にこそ、過去のやり方を変えていくための情報や判断材料が大切だと思うのですが、そもそも展示会場まで実際に足を運んで情報収集しようという人が少ないという現実を肌で感じました。

コロナ禍は、凄惨な状況が伝えられていた欧米諸国がピークを脱して終息に向かう気配を見せ、日本でも重症患者や死者数が当初警戒されていたほど増えず、このまま終息に向かってくれるのではないかという期待も持っていたのですが、まだまだ楽観は許されないようです。

ニュースサイトを開けば、様々な角度から危機を伝えるトピックスばかりがずらりと並んでおり、終息や復興といった雰囲気は一向に感じられません。

社会心理的には、もう第二波が襲来しつつあると考えるべきなのかも知れません。

6月に「第二波への備え」シリーズで、温浴施設として準備すべき4つの備えについて書きました。

(1)財務体質強化 https://club.aqutpas.co.jp/?p=2093
(2)新規複合事業 https://club.aqutpas.co.jp/?p=2100
(3)可変型運営 https://club.aqutpas.co.jp/?p=2103
(4)力を合わせる https://club.aqutpas.co.jp/?p=2107

安全対策や営業判断は流れにあまり逆らわずにやっていくしかありませんが、流されたまま力尽きてしまう…ということだけは決してあってはなりません。

現場は夏の繁忙期に向けてシフトアップしていく時ではありますが、経営者としてはいつでも急ブレーキを踏めるよう、油断なく備えてください。

(望月)

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