第2波への備え

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今日は 2020年6月26日です。

第2波への備え
 7月1日から、およそ4か月ぶりに東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが営業再開するとの発表がありました。
https://www.tokyodisneyresort.jp/topics/reopen/
 
再開を切望する声があった一方で、レジャー消費はまだ感染不安や自粛ムードの影響が色濃く、どこまで客足が戻るのか、また入場者数のコントロールや園内の安全対策をどうするのか、そんな状況で楽しい夢の国が実現できるのか…かなり難しい判断をしていることだろうと想像しています。

上記リンク先にある営業再開のご案内文を見るだけでもすごく勉強になります。

観光・レジャー消費は温浴マーケットの一部でもありますので、今後もディズニーの動向からは目が離せません。

ディズニー営業再開の話題について、ニュースにつくコメントやSNSで追ってみると、再開を喜ぶ歓迎の声がある一方で、「再び感染が拡大しているというのに、再開とはどういうつもりだ」「結局儲け主義」というような批判の声もかなり強いことが分かります。

最近は自粛警察に関する話題も一段落という感じですが、大衆に刷り込まれた不安心理はまだ解消してはいません。

メルマガ第1287号「みんなで免疫力アップ!」(2020年6月22日執筆)で書いたように、コロナ問題は最終的に「みんなで怖がるのをやめる」ことでしか終息しません。

しかし新型コロナウイルスの実際の感染リスクや致死率が他の様々なリスクと比べてどうであろうと、現実にはまだ怖がっている人がたくさんいて、さらに人心を不安に陥れようとするかのような動きも続いています。

ということは、まだまだこの新型コロナウイルス問題は長引きますし、不安心理が引き起こす第2波も必ず来ると考えるべきでしょう。

今徐々に客数・売上が回復傾向にあったとしても、これで一安心と油断している場合ではないと思います。

もしまた休業要請や厳しい自粛ムードになったり、あるいは温浴施設がクラスター業種としてやり玉にあがるようなことがあれば、今度こそトドメを刺されてしまう施設が続出してしまいます。

この3月~6月にどれだけ資金手当てができたのか。あるいはどれだけ新しいことに挑戦して、逆風でも事業存続できる方法をつかんだのか。目まぐるしく変化する状況に合わせて運営をコントロールできるようになったのか。

早々と休業してわずかな給付金や協力金を手にした企業と、リスクにさらされながらもできる限り営業継続して生き残る道を必死に模索した企業。どちらが正解だったのかは分かりませんが、もし第2波が来たら…と考えると、備えが進んでいるのは後者の方でしょう。

(望月)

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