レディースデーに見るサウナーのヘビーユーザー化

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今日は 2021年12月15日です。

 四半世紀に渡って幾多の温浴施設を見てきたこの私がどうしても立ち入ることのできない世界、それが女湯、そしてレディスデーイベントです。

男性読者の皆様にとっても謎の世界を妻がレポートしてくれましたので、本日のメルマガとしてお届けします。(望月)

◆レディースデーに見るサウナーのヘビーユーザー化

 はじめまして。アクトパスの望月啓子と申します。

定点観測の名のもとに、サウナ―のディズニーランドとも言われる「かるまる」をはじめとする、男性専用サウナのレディースデーに日本一参加しているコンサルタントを自負しております(当社調べ・異論は認めます笑)

お聞き及びの方もいらっしゃるかと思いますが、コロナ禍の初期である2020年3月にはじめて実施されたかるまるのレディースデーは、スタートから長蛇の列。

夜は脱衣場のロッカーがすべて埋まっている状態で、サウナに入るための列が脱衣場までとぐろを巻いている状態。屋上の露天にある薪サウナに入るために、寒空に裸で1時間以上待つ女性達、時々足元にお湯をかけに来てくれるスタッフさん…というカオスながらも皆笑顔に満ち溢れた、2度と味わえないであろうハートフルな空間でした。

その後、コロナの感染が広がる中でレディースデーは予約制となり、薪サウナは入場の1時間後に全員が受けられるようになり、蒸しサウナやアウフグースは抽選→予約制となっていき、予約は争奪戦ではありますが、行ってしまえばそれぞれが自分のペースで落ち着いて楽しめる過ごしやすい環境となっています。

さて、12月13日のレディースデーで実感したのは、過去に何度かこのメルマガでも触れている「サウナ―のヘビーユーザー化」でした。

今回は半年ぶりの参加でしたが、ヘビーユーザー化を感じたのは以下のようなことからでした。

(1)浴室内・屋上にリクライナーが増加
 レディースデーに限ってのことですが、2020年3月の時点では、サウナ→水風呂には入っても、外気浴をしないお客様も一定数いらっしゃり、露天のリクライナーも空いていることが多かったのです。しかし、20ヶ月ほどが経った今は薪サウナの後にほぼ全員が外気浴します。

サウナ専門ではない温浴施設の場合はまだまだ外気浴をする方のほうが少数派(※女性の場合)なこともありますが、サウナ施設においては完全にサウナ・水風呂・外気浴(休憩)までがワンセットとなったことを実感しました。

恐らく男性はもっとその傾向が強いでしょうから、リクライナーが増えたのも必然ですね。お客様全体の利用経験が高まったことがよくわかります。

(2)サウナハットを置く棚、サウナハットを入れるビニール袋が登場
 もともとサウナ室の外にサウナハット用のフックがあったのですが、ほんの数名分でした。おそらくオープン時にはハットをかぶる方が多数派になることを想定していなかったのでしょう。

フックに限りがあるため、今回はサウナ室の前にサウナハット用の棚が置かれました。また、濡らした使う方もいるためか、棚にはサウナハットを入れるためのビニール袋も合わせて用意されていました。

棚に大量のサウナハットが置かれている光景に、サウナブームの過熱ぶりを感じさせられました。

(3)1周回って(?)ハットではなく頭にタオルを巻いている人の増加
 上記(2)とは逆の現象なのですが、今回はサウナ室でサウナハットではなく、タオルをかぶっている人が増えたような気がしました。かくいう私もハットを持っていくのを忘れてタオルをかぶっていたのですが、かるまるのようなタオル使い放題の施設では、「サウナハット持っていくの面倒だし、タオルでいいか」と思う方が出てきているようなのです。

かるまるでは以前一点物のかわいいサウナハットがなくなって大騒ぎになるというトラブルもあり、他でも取り違えがあったり、レンタル品と間違われたりということがあり、人が多く集まるイベントには大切なサウナハットは持って行かない、という判断をしている人もいます。これも、利用者として経験値が増えたことによるトラブル回避ということでしょう。

ここでご紹介したことは単なる事象ですが、かるまるに限らず…

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