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今日は 2021年12月9日です。
◆温度差80度以上
笹塚のマルシンサウナが天空のアジトマルシンスパへとリニューアルオープンしたのは2014年夏。
そしてリニューアル後に初めて迎えた冬の12月8日に、マルシンスパの現場責任者の人から私の携帯電話に電話がかかってきました。
その時のことを自分のFacebookに投稿していて、「過去のこの日」機能でリマインドしたので、ご紹介します。
笹塚の『天空のアジト マルシンスパ』さんから、「井水ポンプの故障で、水風呂に水道水を入れたら、水温が11度まで下がってしまいました!」と連絡が。
「大丈夫です。サウナの温度設定を少し上げてください。」と返答。
これは今夜入りに行かなくては。
ε=ε=ε=ε=ε=ヾ(〃^∇^)ヒャッホー!!
このやりとりは、普段や19度前後で水温が安定している井戸水を使用していたのに、冬の水道水を入れたらいきなり温度が低くなってしまい、どうしたら良いのかというご相談のお電話をいただいたということなのですが、いま読み返すと隔世の感があります。
最近のサウナファンの間では寒冷地の冷たい水風呂が絶賛され、「グルシン」(10度以下、1桁の水温という意味)に設定した水風呂を目玉とする施設も増えてきていますので、11度の水風呂が喜ばれることはあっても、そんなに慌てたり困ることではないでしょう。
ライフサイクルが進めば、ユーザーはどんどんヘビーユーザー化していきます。消費経験を積み、目が肥えたヘビーユーザーの嗜好はよりハイクオリティなもの、より過激な体験を求める方向へと変化して行きます。
サウナイキタイを見ると、現時点でサ活日本一の「湯乃泉 草加健康センター」は高温サウナ98度、水風呂14.6度(バイブラ付き)。温度差83.4度。
サウナの聖地と呼ばれる「サウナしきじ」はドライサウナ116度、水風呂17度の設定。その差99度。
池袋「かるまる」はドライサウナ95度、水風呂(サンダートルネード)8.3度。その差86.7度。
サウナで有名な繁盛店は、メインサウナと水風呂の温度差80度以上の過激な設定となっていることが多いと言って良いでしょう。
サウナは80度台で水風呂は18度(温度差65度くらい)というかつての標準設定では、物足りないと感じているサウナファンが少なからずいるということです。
メルマガ第1530号「温度調整とは商圏の調整」(2021年4月23日執筆)で書きましたが、ターゲットを広く万人受け狙いで行くか、好みのセッティングを求めての彷徨うヘビーユーザーを狙うのかによっても正解は異なりますので、一概に何度にすべし、ということは申し上げられません。
しかし、時代は刻々と変わっていくのは間違いありませんから、かつての常識がこれからも最適解とは限らないのです。
そこでおススメしたいのが…
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