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今日は 2021年12月7日です。
◆地方にサウナブームの波、来てます!
いま、ある企画のためにサウナブームに関する文章を書いているのですが、そこでサウナブームの首都圏一極集中について触れました。
以前、日刊サウナの連載記事「【望月 義尚の 温浴コンサルタントの視点/第11回】これからどうなる、サウナ界隈」(2021年5月17日公開)で、
──Googleトレンドで調べてみました。都道府県別の検索全体の中に「サウナ」検索が占める割合をグラフ化すると、東京都が突出して高いことが見て取れます。
しかし、東京だけの現象なのかというとそうでもありません。東京のサウナ検索状況を100とした時に、2位は北海道の73、4位は石川県62、5位は山梨県58というように、首都圏以外の地域も上位にランクインしています。
これは「東京だけのブーム」と見るよりも、「東京で始まったサウナブームは全国各地に飛び火しして拡がりつつある」と見るべきではないかと思います。
いずれ各地が東京並みになっていくとすれば、現在はまだ静かな中四国地方も、いずれ今の4倍くらいにサウナマーケットが膨らむ可能性がある、と考えることもできるわけです。
この波を見逃す手はないと思います。──
日刊サウナ https://d-sauna.com/news_articles/mochuzuki20210517/
と書いたので、その時の数字をなんとなく憶えていたのですが、約7ヶ月経って、今回も都道府県別の「サウナ」検索ボリュームを確かめてみたところ、前回とは様子が違うのです。
ランキングの順位変動もそうですが、明らかに全体に東京と地方の差が縮まってきているのを感じます。
あらためて2021年6月から現在までの半年間と、2020年12月から2021年6月までの半年間を期間設定して比較してみました。
以前は東京都を100とした時、2位から47位までの地方の平均値は38.0でした。それが直近半年間では42.3まで上昇しているのです。
この指数は、「サウナ」というキーワードの人気度がどの地域で最も高かったかを表示しています。人気度の値は 0〜100 です。100 である東京都が、すべての検索キーワードと比較してそのキーワードの人気度が最も高いことを示しており、50 の場合はその地域でそのキーワードの人気度が半分であることを示します。
地方のサウナへの関心は東京都と比べると平均してまだ半分以下ということですが、その差を徐々に詰めてきています。
伸び率が高かった地域は、神奈川県、長野県、福岡県、熊本県、三重県、茨城県、新潟県、岐阜県、群馬県、鳥取県、香川県、和歌山県、沖縄県、鹿児島県など。一見バラバラのようですが、よく考えてみると注目されているサウナ施設やサウナイベントがあったりして、それらによる情報発信の影響力が大きかったのだろうと想像しています。
最近…
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