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今日は 2021年11月29日です。
◆おせちで勝負
お正月の話題はまだ気が早いと思われるかも知れませんが、2021年の正月はコロナ禍による巣ごもり消費で、おせち料理が売れまくったという社会現象がありました。
https://toyokeizai.net/articles/-/399448
2022年の正月にコロナ禍がどうなっているのかはまだ何とも言えませんが、巣ごもり消費や宅飲みの傾向はすぐには変わらないと思われますので、次の正月もきっとおせちはよく売れるだろうと予想しています。
古い話で恐縮ですが、今から20年くらい前にお付き合いのあった温浴施設で、おせち料理をよく売るところがあり、成功事例としてよく紹介させてもらっていました。
その施設は公共温浴施設なのですが、何故かおせち料理の売上が、普通の温浴施設の飲食部門月商を大きく上回るような金額だったのです。
しかも事前予約した人たちは皆大晦日に引き取りのために来館しますので、集客にも貢献することになります。
どうしてそんなに売れるのかと言えば、根底には日頃からの飲食部門への評価があります。料理のコストパフォーマンスにおいて信頼感を得ているので、おせちにも自然と期待が集まるのです。
あとは販促熱心なこと。
久しぶりに思い出して、その施設のホームページをのぞいてみたところ、やはり今年も10月29日に早々とおせちチラシをネット公開していました。相変わらず力を入れているようです。
http://www.onsendome.com/oseti.html
今の時期におせち料理の販促をとっくにスタートしているという温浴施設は、おそらく少数派だと思います。
コロナ禍で飲食売上が伸び悩んでいるという温浴施設が多いのですが、ただ待っていても消費者は元のように戻ってきてはくれません。
現在の時流をとらえて、柔軟にスタイルを変えていければ良いのですが、設備投資の大きい浴室で気軽に変更できることは限られています。しかし浴室以外の部分だったらできることは多々あるはずです。
そのひとつがおせち料理です。今ならまだ間に合いますので、上記リンク先のチラシをよく研究して、ぜひ取り組んでみてください。
ちなみにセブンイレブンのおせち(事前注文)カタログを見ると、一番小さくてシンプルな和のおせち一段重で税込6,480円、もっともゴージャスな極尽おせち三段重で32,400円。料理人を抱え立派な厨房のある施設なら、コンビニに負けている場合ではないと思います。
おせちに限ったことではなく、季節ごとのイベントは、準備や事前告知期間も考えると…
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