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今日は 2021年11月27日です。
◆25年目の進化と熱波師
昨日はデスクワークDAYのはずだったのですが、古いお付き合いの温浴施設の社長から「東京に来ているので」と電話をいただき、ちょうどリニューアルが気になっていた横浜スカイスパで待ち合わせすることになりました。
スカイスパは1996年開業で、私が温浴の仕事を始めた頃から、その移り変わりをずっと見てきました。
https://www.skyspa.co.jp/
移り変わりと言っても、浴室は大きくは変わっていません。秀逸な洗い場のデザインはいまでも使うたびに感心します、温浴設備アイテムは時代に合わせて細かいマイナーチェンジを繰り返していますが、基本構成は変わっていません。
しかし25年経っても、老朽化も陳腐化もせずに業界の最先端を進む姿は、手本というべき施設のひとつだと思います。
今回のリニューアルの目玉はサウナシアター。男女共用館内着着用スタイルですが、なんと70名収容のサイズとのこと。
サイトにはIKIストーブ3台設置と書いてあったので、思わず24kw/h×3台×サーモ70%×24時間×…と電気代を計算してしまったのですが、実際のサウナ室に設置されていたのは、完全オリジナルのストーブでした。
内部の機械部分にIKIストーブを流用しているということなのか、詳細は分かりませんが、いずれにしてもこれだけの規模のサウナ室を加温できる能力のストーブは国内で他にないと思いますし、その迫力にびっくりします。
収容人数も公称70名ですが、昔のように詰めたら100人くらいは座れるのではないかという規模です。日本最大のサウナ室が爆誕です。
サウナ室の隣にある大きなクーリングルームは壁面にヒマラヤ岩塩を吹き付けているとのことでしたが、そこで安直にハロセラピーとか塩エアロゾルの吸引効果とかを強調していないところも好感が持てました。
ちょうど熱波師の箸休めサトシさんがいたので、アウフグース後に話を聞いたところ、このサウナシアターはまだ発展途上で、もっと進化するとのこと。楽しみはまだこれからのようです。
このようなサウナ室ができるようになったのも、時代の流れ。
ロウリュが普及して多くの人に知られるようになり、技術を追求する熱波師が増え、アウフグースの世界への進出を視野にとらえ、ついにその舞台が登場したということです。
これから先は…
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