サウナブームのこれから

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今日は 2021年11月20日です。

サウナブームのこれから

 昨日は大サウナ博2021に参加してまいりました。

今手元にはサウナ大賞の額縁が2つ。とは言っても私が2冠ということではなく、ひとつはサウナーヨモギダさんの著書「熱波師の仕事の流儀」で取材を受けた8人のメンバーのひとりとして。

もうひとつは、有馬温泉太閤の湯が開発したサウナの「耐熱仕様空調熱交換器システム」が、オフロ保安庁が選ぶサウナ企画賞となり、代理で表彰状を受け取ったのです。

サウナ大賞授賞式の他にも、大西一郎ライブ、10周年OFR48ライブ、アウフグースJAPAN2、熱波師トークショー、ハッピーサウナ文化祭3などイベントが次々と目白押しで、サウナがないサウナイベントながら、熱く盛り上がりました。

私は慣れない歌まで唄うことになり、リハーサルから冷や汗でしたが。

しかし会場を眺めながら、こんなにも多くの人たちがそれぞれの立場から日本のサウナを盛り上げようとしていることに、感動を覚えました。

リハーサル中に、帯広のひまわり温泉森の郷の熱波師お二人が隣合わせだったので、「最近北海道はどうですか?」と聞いてみたのですが、「コロナで既存のお客様は減りましたが、その代わりにサウナのお客様が増えてくれて…。」とのことでした。

全国各地でも感じていることですが、温浴業界はサウナブームがなかったら7割経済どころではなく、もっと厳しい状況になっていたと思います。コロナ禍と重なるようにサウナブームが盛り上がり、減少した既存客を新しいサウナ客が補ってくれているのです。

それがなかったら、資金流出に耐え切れず廃業してしまう施設がもっと多かった可能性があります。

しかしこれは偶々のことではありません。熱波やロウリュ、アウフグースという言葉もほとんどの人に知られていなかった時代から、コツコツと時間をかけて積み重ねてきたことが、ようやくいま花開きつつあるということだと思います。

企画する人、モノを作る人、現場を守る人、タオルやうちわを振る人、舞う人、歌う人、話す人、書く人…多くの人たちが協力しあい、小さな力が集まって大きなうねりとなってきています。まさに元気玉です。

この元気玉を、もっと大きく育てていきたいと思っています。そのためには、さらに多くの人たちの力が必要です。

このメルマガを読んでいただいている全国の施設の皆様、ぜひ熱波イベントを企画してください。熱波師を招聘してください。OFR48ライブイベントを開催してください。そういった動きひとつひとつが重なって業界全体の力となり、サウナブームをもっと大きくしていくことでしょう。

サウナブームはこれからどうなるのか?ではなくて、どうするかです。どんな逆風にも負けないような、大きな元気玉にしていきたいと思います。弊社も微力ながらできることをやっていきます。

(望月)

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