再び温泉ブームを起こすために

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今日は 2021年10月26日です。

再び温泉ブームを起こすために

 2009年当時にTwitterで温浴好きを公言していた人たちをリストにしておいたら、ふと気がつくと今は誰も温浴についてつぶやいていなかった…という話をメルマガ第1671号「常連もいつか離れていく」で書きました。

その記事は既存客ケアを重視しましょう、ということでまとめたのですが、その後もこの件を考えていました。

12年前は今のようなサウナブームでもなく、岩盤浴ブームも萎んでしまった後のタイミングですから、当時の温浴施設ユーザーは天然温泉ファンが中心であったと思われます。

12年間の間に、天然温泉ファンにどのような変化があったのだろう…と考えた時に思い出したのが、「温泉の純化」という自分のブログです。
http://blog.aqutpas.com/2014/09/post-0ba4.html

記事は2014年に書かれたものですが、要約すると、以下のようなことです。

──新鮮な野菜としなびた野菜の違いは食べてみればすぐにわかります。都会のスーパーで売られている見た目キレイだけど弱々しい野菜と、田舎の道端で売られている元気な野菜はぜんぜん別物です。

昔は流通が発達していなかったし、農業生産技術も素朴なものでしたので、地元で獲れた元気な野菜を当たり前に食べることができたのに、今はそうではなくなってしまいました。

そうなってはじめて、産直や朝獲れ、有機無農薬の価値に気付く。

それと同じように、同じ温泉でも良い状態と悪い状態は明らかに違っているし、そのことに気付く消費者が増えてきているのです。

今普及している技術を前提に「温泉入浴とはこういうもの」と考えるのではなく、いかにして最高の状態の温泉を提供するかということに対して、温浴事業に携わる人間がもっと知恵を絞らなければならないと思っています。

せっかくの地球の恵みを活かそうという発想に乏しく、何の工夫もなしに加水や濾過循環、塩素殺菌で台無しにしてしまうのはいけませんが、かといって源泉かけ流しという信仰に振り回されて安全衛生を損なうようなことがあっても本末転倒です。

温泉とは、源泉ひとつひとつが素晴らしい個性をもっている地球の恵みであり、その個性と真摯に向き合えば素晴らしい価値を発揮するものなのです。

世界にたったひとつの源泉は、言わば自分の子供と一緒なのです。

その個性と謙虚に向き合い、情熱をかけて大切にじっくりと育ててください。きっと世のため人のために役立つ素晴らしい価値を発揮するようになります。

源泉を所有しているということは、それだけで素晴らしいことなのです。──

天然温泉の看板を掲げる施設は、新鮮で清潔で力のある温泉を望む消費者に対して、どこまでその期待に応えてきたのか。

天然温泉に対する憧れが失望に変わり、やがて諦められていく…そんな12年間だったのではないでしょうか。

Googleトレンドで「温泉」と「サウナ」という2つのキーワードを比較すると…

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