野サウナ、秘サウナ、リゾートサウナ

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は 2021年10月23日です。

野サウナ、秘サウナ、リゾートサウナ

 山奥の渓流や海岸に岩で組まれ、自噴の温泉を溜めただけの秘湯。湯温調整も自然まかせ。誰もいないところでひとり裸になり、自然と同化する…。温泉ファンにとっては究極の体験であり、憧れです。

その環境は人間の技術で作り出すことはできず、世界にひとつしかないその場所に足を運ぶしかありません。交通機関もなく、長時間の登山をしないと到達できないような不便なところにあったりしますが、それでもいつかは行ってみたい。それが野湯です。

事業経営とはあまり縁のない世界ですので、わたしも秘湯や野湯は数えるほどしか体験したことがありませんが、絶対に忘れることはない一生の思い出と言ってもよい体験となります。

温泉施設が露天風呂や岩風呂を作り、源泉かけ流しにこだわるのは、少しでも秘湯や野湯に近づけようとしているとも言えます。快適で安全、便利な場所にありながらも、自然環境を少しでも再現したいということです。

自然に恵まれた環境で不便な場所にあっても、ガッチリ建築してしっかり人手をかければ、快適で安全な環境は作りだすことができます。それがリゾートです。自然の厳しさに遭遇するギリギリのところで遮断し、快適に自然を楽しむ。高級で贅沢なレジャーとなります。

最近注目されているアウトドアサウナは、秘湯やリゾートに近い存在と言えます。絶景が楽しめたり、川や湖、海を水風呂にできる場所でのサウナ体験は、呆然としてしまうほどの非日常であり、満足感をもたらします。

サウナであれば温泉の湧出という難しい条件を必要としないので、自然環境に恵まれた場所ならどこにでも作れる可能性があるということに気づく人が増えているようです。

野サウナや秘サウナは、事業というよりは個人の趣味の世界として楽しまれるようになっていくでしょうし、リゾートサウナは事業としても大いに可能性がありますので、これからきっと開発案件が増えていくことでしょう。

特にこれまでシーズンの変動が激しいことが悩みだった海水浴場やスキー場といった観光地では、温浴は四季を通じて楽しむことができ、温泉がなくても作れるリゾートサウナが次々開発されていくようになるでしょう。

昨日、新潟県の…

---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。

メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。

メールマガジンご購読のご案内はコチラです。

Share this...
Share on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter