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今日は 2021年9月30日です。
◆無料サービスほど気をつかえ
よく利用する自宅近所のコンビニで、気になる変化を見つけました。
それは書籍雑誌コーナー。紙媒体は他の媒体に押されて年々縮小傾向にあることはご存知の通りです。
かつて窓側一辺が丸ごと書籍雑誌コーナーだったのが、どんどん売れ筋アイテムだけに絞り込まれ、今や標準的なセブンイレブンでは棚什器二本くらいの小さな売り場となっています。私自身も以前は雑誌や漫画をよく購入していましたが、今はほとんど利用しなくなりました。
書籍雑誌コーナーは、最近までずっと「立ち読み禁止」の流れでした。ビニール袋や紐、テープなどで封印され、中は見れないようにするのが当然となっていたと思います。
その封印がいつの間にかなくなっていたのです。立ち読み禁止の貼り紙もない。
注目していなかったので、この変更がいつ行われたのか、全国的な動きなのか一部店舗だけなのか分かりません。ネットでもまだあまり話題になっていないようです。
銀座の本社事務所周辺では、セブン…ビニール紐で十字縛り、ローソン…テープで封印、ファミマ…ゴムバンド掛け、という感じで三者三様でした。
情報が少ないので想像の域を出ませんが、近所のコンビニが変化した背景には、コンビニ業界の危機感があるのかも知れないと思いました。
コロナ禍で、一時期は最近作ったばかりのイートインコーナーや、トイレまで使用中止にするコンビニもありました。
もはや店内に無料で誰でも利用できるものは何一つなく、「買う目的のない人は来ないで」「お金を払ったらさっさと出てって」というスタンスと言ってもいいくらいで、サービス精神とは対極的な状況。
効率や衛生面では合理的な方針と言えるかも知れませんが、あまりにもそっけない。
これではますます巣籠もり消費で通販の方がいいね、となってしまうのではないか?という危機感が生まれ、一部店舗の立ち読み禁止撤廃という動きにつながっているのかも知れません。
先日の100事例セミナー2021で、最後の100個目の事例としてご紹介したのは、熊本の湯らっくすさんの取り組みでした。
男子トイレの…
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