秘すれば花

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今日は 2021年9月25日です。

秘すれば花

 三日後に迫ったセミナー、今回は自分以外に8人もの方々に講師をお願いしているのですが、久しぶりの、私にとってはおそらく16年ぶりの100事例セミナーを開催するにあたって、最初に各講師にお願いしたことがあります。

今どきは便利な時代になったので、講師連絡用のLINEグループを作って、そこに書いたメッセージなのですが、そのまま転載します。

──紹介する事例の内容については、温浴施設で実際に行われた取り組みで、他店でも参考にできる(パクれる)ようなものとしてください。特殊な立地条件や経営資源、多額の投資などがないと実現できないものは、今回のセミナーの性格上、成功事例であっても避けてください。──

豊富に湧き続ける天然水や露天風呂からの絶景などの天与の資源を上手に活かしたり、ここぞという勝負所では大きな投資も厭わない。そういった戦略は温浴施設経営を成功させる上で極めて重大な影響力を持っています。

アクトパスのメルマガだって、よく繁盛店として引き合いに出すような施設は、皆それぞれ素晴らしい経営資源を持ち、それを活かしているじゃないか。そう思われるかも知れません。

その重要な話をあえて避けながら温浴施設経営を語るというのが、100事例セミナーの趣旨でもあります。

室町時代の能役者、世阿弥の言葉を借りれば、「秘すれば花なり」ということ。

奥の深い言葉ですが、これを温浴施設経営に当てはめて考えてみると、2つの意味があると思います。

施設を体験し、サービスを受ける側からすると、思いもよらぬことが起きた時に顧客は喜び、感動します。あらかじめ想像していた通りのことが起きても何も驚きはないのです。

秘するからこそ花が活きる、良い意味で予想を裏切ることが顧客を喜ばせるコツということです。

もうひとつの意味は、秘伝や奥義とは実は大したことのないものかも知れないということです。

こう書くと成功事例を提供していただいた施設様に失礼かも知れませんが、秘すれば花ということは、秘密にしなければ誰にでもできそうな、常識的なことも多々あります。しかし、それを徹底的にやり抜けるかどうかに違いが出るのです。

「平凡なことを非凡にやり抜く」こと。その実行度の差が決して覆すことのできないほどの大きな差を生んでいます。

他店でもパクれるような成功事例。実際にセミナーを聴いてみればウチでもできそう、ということがいくつも見つかるはずです。でも、それを表面的に真似ただけではオリジナルでやってきた施設ほどの成果は決して生まれないでしょう。

必ず大きく花開くことを信じて、オリジナルを超えるほどにやり抜けるかどうか。そのきっかけをつかんでいただくのが100事例セミナーの役割なのだと思っています。

(望月)

 

【コロナ禍に負けない成功事例が続々!】~伝説のセミナーが復活、徹底的にパクってください!

温浴施設のための成功モデル100事例セミナー 9.28会場は満席となりました。オンライン参加は絶賛受付中です)
9月28日(火)12:30より、遠方の方や外出しにくい方もオンライン参加可能ですので、お聞き逃しなく。

セミナーの詳細ご案内はコチラ https://aqutpas.co.jp/success100/

※アクトパスクラブ会員企業様はセミナー1名無料招待の会員特典が適用されます。お席確保の都合上、お早めにご参加お申し込み手続きをしていただきますよう、お願い申し上げます。

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