不寛容と多様性(2)

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今日は 2021年9月9日です。

不寛容と多様性(2)

 昨日は首都圏のある大型温浴施設に行ってきました。サウナブームの先頭集団に属するような存在であるその施設は、平日昼間だというのに浴室はいい感じで賑わっていて、集客好調ぶりをうかがわせます。

しかし社長からお話しを聞いてみると、現在は客単価が大幅に低下しており、業績的には決して楽観できない状況であるとのこと。

コロナ禍においては、トップクラスの繁盛店であっても苦戦が避けられないのですから、業界全体ではどれだけ大変なことになっているかを考えると、居ても立っても居られない気持ちになります。

コロナ禍がもたらした最大の影響は、社会の分断だと思っています。

感染不安心理の強い人とあまり気にしていない人、自粛する人としない人、高齢者と若年層、感染拡大地域とそうでない地域、ワクチンを接種する人としない人、リモートワークできる人とできない人、お酒を飲む人と飲まない人…あらゆるところで人心はバラバラに分断され、時には無用な対立すら生んでいます。

どちらが正しいのか誰にも分かりませんし、折り合いをつける中間点を見つけることも難しい。

今温浴施設に来てくれているお客さまは、コロナ不安をあまり強く感じていない人や、良いサウナがあればいいと思っている人たちが主体です。

かつてのようにお風呂に入ってお酒を飲んでマッサージを受けて…と思い切り寛いで楽しみたい人や、仲間と宴会したい人、家族のレジャー、観光といった人たちは動いていません。もちろん健康不安のある人や重症化リスクの高い人も来れません。

ロッカー数の少ない小規模施設であれば、コロナ禍でも来てくれる人たちだけでそれなりに必要客数を充足できるかも知れませんが、大量集客+高客単価を目指す大規模施設では足りないのです。

これは、近年さかんに言われるようになった「多様性」に対して、温浴施設としてどう答えをだすのか、という大きな課題だと…

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