新幹線がダイナミックプライシング

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今日は 2021年9月8日です。

新幹線がダイナミックプライシング

 これまでずっと固定的だった鉄道料金がついに変動化に向けて動き出しました。

ニュースによると、JR東日本は最も混雑する時期の新幹線の指定席料金を来春から値上げする意向です。逆にすいている時期は値下げし、全体の収入が変わらないようにするとのことで、JR各社でも検討しているとのこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC076K50X00C21A9000000/

狙いは繁忙期の混雑を緩和し、利用を平準化すること。車両や人員を増やさずに済み、コスト削減にもつながります。

これまでも新幹線料金は閑散期は通常より200円安くなり、繁忙期は200円高くなるといった微妙な料金調整はしていたのですが、その程度の変動では利用者数を変えるほどの影響はなかったと思います。もっとダイナミックに料金を変えるということで、いわゆるダイナミックプライシングに舵を切るということになります。

ダイナミックプライシングの代表格だった宿泊代や航空券は、一般的には購買頻度が低い消費ですから、「この商品はこのくらいの価格が普通」という感覚を持たれにくいのですが、日常利用でリピート性の高い購買に関しては消費者は価格に敏感です。

とは言え、生産量が気候などに左右される生鮮食料品では、その時々で価格が異なるのは当然のことと受け止められていますから、価格変動が受け止められるかどうかは理由次第と言えます。

コロナ禍での混雑緩和をきっかけに、これからもっといろいろな分野にダイナミックプライシングが広がっていくことになるのか、気になるところです。

さて、そこで入浴料のダイナミックプライシング化についてもあらためて考えてみたいと思います。

コロナ禍になる前のメルマガ第971号「一物一価の終焉」(2019年5月24日)では以下のように書きました。

──毎日お風呂に通いたい人。疲れたときだけ行く人。コスパに敏感な人。お金がかかっても良い体験がしたい人。お客さまのニーズはそれぞれです。

固定客には安心の月額制会員料金。一方でリアルタイムにスタッフの出勤状況や施設の稼働率と営業利益を分析しながら、AIが常に最適な料金設定をはじき出し、それはネットや入口の料金表にすぐに反映される。

そんな時代が来るのは遠くないことなのかも知れません。──

では、混雑状況に応じた最適料金とはどのように考えれば良いものなのか。自分でAIは作れませんが、Excelを使ってシミュレーションしてみました。

よくありがちな温浴施設の規模や客数、入館料を設定し…

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