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今日は 2021年9月4日です。
◆密を作らずに売上を上げる(5)
昨日、100事例セミナーの題材の整理で熊本の湯らっくす西生社長と電話していたところ、とても面白い視点を話してくれました。
それは地域の賃金水準と入館料の関係。
コロナ禍になって以来、湯らっくすでは人流抑制の観点から、混雑が予想される時期は入館料を高めに変更するという、料金調整の実験を繰り返しています。
しかし、昔の料金を知っている常連さんたちは価格の変化に敏感に反応するのに対して、最近増えている若い人たちの目には、湯らっくすの入館料はまったく高いとは映っていないようだ、というのです。
その理由として、よくアルバイトをする若者たちは「時給」を意識しており、自分の時給よりも低い入館料なら安いと感じるのではないか、と。
2021年9月現在の湯らっくすの入浴料は平日690円、休日740円。先月のお盆期間中は入館料790円とギリギリのところを攻めていました。熊本県の最低賃金は821円(令和3年度)です。
テレビドラマの舞台にもなった場所、シャワーまで天然温泉で上質なアメニティは使い放題、こだわり抜いた3つのサウナ、全国トップクラスのアウフグースイベント…様々なホスピタリティをたっぷり1時間以上堪能することと、1時間労働した時に得られる時給を天秤にかければ、どう考えても湯らっくすの入館料は安い、安過ぎると私も思います。
2015年の熊本県の最低賃金は694円でした。その時代に今の料金設定だったら反応は違うものだったかも知れません。
そもそもその頃の湯らっくすには若い客層はあまり居なくて年配の常連客が多く、入館料は540円。時には入館料390円の割引デーを設定するなど集客と売上確保に四苦八苦していました。
たった6年間でこうも状況が変わるものなのかと思うと、感慨深いとともに、勇気づけられます。
施設も運営もボロボロの状態からでも、発想の転換と努力によって、数年間で復活できるということを身を持って証明してくれているのが湯らっくす。人気施設となった今の姿を見ることも勉強になりますが、その軌跡にも学ぶべきところがたくさんあります。
9月28日に開催される温浴施設のための成功モデル100事例セミナーでは、湯らっくすをはじめとして絶望的な崖っぷちから立ち直って繁盛店となった事例をたくさんご紹介したいと思っています。
どうぞお楽しみに。
それにしても…
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