諦めるのはまだ早い

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今日は 2021年8月11日です。

◆諦めるのはまだ早い
 入浴とトリートメント(ボデイケア、整体、指圧、マッサージ、エステ、アカスリ、リフレクソロジー、タイ古式などのサービス)は、同じく美と健康を求める行為として相性が良く、日本に限らず世界的にも温浴施設がトリートメントサービスを合わせて提供する例は非常に多くなっています。

いつも言うことですが、億単位の投資リスクを負って集客装置を作るのですから、その集客力から生まれるビジネスチャンスは、本業かどうか、前例があるかといったことにこだわらず、可能性を感じたら何でも挑戦してみたらいいと思っています。

上に挙げたリフレクソロジーやタイ古式も、20年前は登場したばかりでどうなるか分からないサービスでした。いつの間にか定着しましたが、最初から良い結果が予測できていたわけではなく、チャレンジャーが冒険してきた結果が今の状態なのです。

安定集客力があっても薄利な公衆浴場業に対して、トリートメントサービスは設備投資が少なく利益率が高いため、ビジネスの組み合わせ的にも好相性ですから、ぜひ温浴+トリートメントのビジネスチャンスは追求したいところです。

しかし、温浴コンサルタントとして長年モヤモヤしながら、ずっと解決できていないテーマのひとつに「1万人の壁問題」があります。

1万人の壁というのは、月間客数1万人を下回る温浴施設ではリラクゼーションサービスの引き受け手がなかなか現れないという問題です。

どうしてそうなるかというと、一般的に温浴施設入館者に対するボディケアの利用率は、館内着なしの業態なら…

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