突破力

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今日は 2021年7月21日です。

突破力

 昨年、第一回目の緊急事態宣言で全国一斉温浴施設休業要請、長期休業となった時、横浜天然温泉満天の湯から「明日、メンテナンスのために久しぶりにサウナに火を入れますよ」という知らせを受けてお邪魔したのが2020年4月でした。

その時に、久下沼常務と会話していて、休館日でも事前予約制によって人数限定で営業する可能性について気づかされました。
https://club.aqutpas.co.jp/?p=1864

その後営業再開してから、満天の湯では休館日のメンテナンス作業を早めに終わらせられる時は、本当に事前予約制の休館日特別営業をやるようになりました。

イベント参加料にお土産をセットしたり、露天風呂にテントサウナを設置したり、映画上映を絡めてみたり、都度企画を工夫しながら進化させ、昨日が4回目となる開催。
https://mantennoyu.com/2021/06/15/1853/

今回の募集人数は過去最大となる80名。チケット販売はこれも昨年立ち上げた自社通販サイトで行い、記念品付きで1人2,000円×80名の入館チケットが完売となりました。

男女露天風呂の境界にある扉を開放し、自由に行き来できる水着混浴方式。これによって参加人数の男女差を気にする必要がなくなります。

グループや家族、カップルも参加し、浴室内では自然なコミュニケーションが生まれていました。

今回はターゲットをサウナファン向けに絞ったイベント内容で、プロ熱波師を5名を招聘。

大型サウナでは20分おきのアウフグースイベント。1人1回300円の有料参加枠はすべて事前に完売。

露天風呂にはテントサウナを3基設置し40分ごとの枠で入替制、ここでもアウフグース。

水風呂は通常よりも温度を1度くらい下げ、さらに漢方炭酸泉と露天の天然温泉も加温しない常温浴槽(約26度)。サウナ水風呂の後の常温浴槽はいつまでも入っていたくなるような心地良さでした。

過去の休館日特別営業ではレストランは休止としていましたが、今回はカレーやオロポなどのサ飯限定メニューで一部営業。

入館受付やアウフグースイベント予約者の整理など、オペレーションも完璧でした。

参加者の約半数がイベント後サウナイキタイに喜びのサ活を書き込んでいることも驚きです。

私が何よりも素晴らしいと思ったのは、コロナ禍によって生まれたこの休館日イベントが、開催経験を重ねながらどんどん進化していることです。

おそらくこれからも、満天の湯休館日イベントは売上や利益面でもさらに成長していくに違いありません。

事前予約制、自社通販サイト、露天テントサウナ、水着混浴、有料アウフグース、常温浴槽…。これらひとつひとつのことは、通常の温浴施設運営スタイルから見ると、前例が少なく、非常に難易度が高くて勇気のいるチャレンジだと思います。

これらを一気に経験して乗り越えてしまう満天の湯の突破力は…

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