成長の波

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は 2021年7月9日です。

◆成長の波
 来週7月13日火曜日の19時から、ニフティ温泉主催のオンラインセミナーに講師として登壇させていただくことになりました。
・時事ドットコムニュース
 https://www.jiji.com/jc/article?k=000000033.000049786&g=prt

オンラインで自宅のデスクから座ったままお話しするので、場合によってはボトムは短パン姿かも知れません。それで登壇と言うのも変なのですが、講演とか出演というのもちょっと違う気がしますし、日本語は難しいです。

テーマは「温浴業界のこれから」ということなのですが、正直に言うと、1年前はもっと厳しいことになると思っていました。

もしかすると業界の2割くらいの施設が廃業してしまうのではないか?とまで想像していました。

しかし、緊急事態宣言や営業への様々な規制が繰り返されても、今のところそこまでの状況には至っていません。

苦戦継続中ではありますが、閉店ラッシュというほどにはなっていないのです。

これまでずっと、温浴ビジネスは体質的に「装置産業的で腰が重い」「固定支出の割合が高く、長期売上減少には耐えられない」と思っていたのですが、業界は想像していたよりもずっと柔軟で底力があったということです。

逆に言うと、コロナ禍という未曽有の危機によって重たい腰を上げて本気を出さざるを得なかったということかも知れません。

この1年の間に温浴業界に起きた変化のスピードはまさに目まぐるしいものでした。

一般的な店舗ビジネスとしての感染拡大防止対策導入はもちろん、利用者のディスタンス確保、換気、黙浴などで独自の対策も行い、さらにサウナブームの取り込み、貸切や事前予約制などの新しい売り方、デリバリー、テイクアウト、ネット通販などの新規事業…温浴業界とは長いお付き合いですが、正直わずか1年の間にここまで変わるとは思っていませんでした。

東京都は7月12日から4度目の緊急事態宣言が決定するなど、コロナ禍の行方はまだ分かりませんが、このような社会的混乱が永遠に続くわけではありません。コロナウイルス自体はなくならなくても、いずれはインフルエンザなどの他の感染症と同様に折り合いをつけながら付き合っていけるようになるでしょう。

世間の感染不安心理が収まり、社会活動が正常化する日は必ずやってきます。

その時には、コロナ禍で身につけた柔軟でスピード感ある経営体質と、売上減少を少しでも補うべく始めた新しい取り組みが大いに威力を発揮します。世の中が元に戻った時、温浴業界は一回りも二回りも成長しているのです。

元に戻るどころか、コロナ前よりもずっと業績が良くなるという楽しみがあります。息をひそめて待っているだけでなく、今変わらなければと頑張っている施設だけがその成長の波に乗ることができるのです。

統計数値がまとまるのには時間がかかりますが、いずれは温浴マーケットが上向きに成長していくグラフが示せるだろうと、楽しみにしています。

ニフティ温泉オンラインセミナー(無料)は上記リンク先より事前申し込みが必要ですので、ご都合のつく方はぜひご視聴ください。

(望月)

Share this...
Share on Facebook
Facebook
Tweet about this on Twitter
Twitter