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今日は 2021年7月8日です。
◆温浴の仕事
昨日は新規開業プロジェクトのお打ち合わせで、京丹後市というところにお邪魔しました。
京都だから、新幹線に乗ればすぐに着くだろうと思っていたのですが、実は日本海側にあって、片道6時間かかる場所。
それだけ都会から離れると、街並みや自然も別世界で、こんなところに住んだら寿命が伸びそう、と感じます。
実際、通信技術の発達とリモートワーク化によって、必ずしも都会に居なくても仕事はできるようになっていますから、これからは都会よりも地方が伸びる時代になるでしょう。
さらに温浴ビジネスは、サウナブームと小規模施設開発のノウハウが進化することによって、今まで人口が少なくて民間の温浴施設が成立できなかったような地域にも出店できる可能性が高まっています。
その先陣を切るようなプロジェクトが全国各地で続々と動いていますので、これからが実に楽しみです。
前号のメルマガ第1590号「温浴施設にできること」では、温浴事業が持つ多様な可能性について長々と列記しました。
筆頭に挙げたのは「浄化:身体の汚れをきれいさっぱり洗い流す。」ですが、それは浴場があれば当たり前で、番台受付と風呂掃除さえしっかりやっていれば達成できることです。
問題はそこから先にある、癒し、健康、美容、憩い、食事、ほぐし、語らい、内観、公衆道徳、感謝、接待、逃避、娯楽の中心、地域振興、観光振興、雇用創出、防災拠点、経済効果といった広がり。
これらを実現していくためには、コンセプトの確立、考え抜かれた設計、様々なビジネススキルや知見に加え、まだ見たことのない新たな提案や、それを顧客に共感していたくための感性も必要だと思います。
こうして書いている私自身も、お風呂そのものについてはそこそこ詳しくなりましたが、まだまだ知らないこと、未熟なことがたくさんあります。
温浴ビジネスが持つ可能性は、おそらく一生を賭けてもつかみきれないくらい無限大です。
だからこそチャレンジし甲斐があるのですが…
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