浴室内の人的サービス

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今日は 2021年6月29日です。

浴室内の人的サービス
 「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」という言葉があります。行き過ぎれば逆に転じるという意味です。

これまでの温浴マーケットの流れを考えると、スーパー銭湯の登場以来、装置産業化を突き進んできたと捉えることができます。

先日のメルマガ第1576号「人は人によって癒される(3)」(2021年6月21日執筆)に書いたように、

──それから四半世紀。温浴業界は施設の大型化とスペック強化、そして安売り競争に明け暮れ、一方で徹底的に省力化して人件費を抑えるという、ニュージャパンの考え方とは真逆の方向へ向かっていきました。

しかし投資額の増大、投資回収の長期化、人材離れ、様々な面で従来型の温浴ビジネスは限界を迎えているのではないでしょうか。──

ということです。

限界まで突き進んだ先にあるのは、揺り戻しです。つまり、今後の温浴ビジネスは装置産業から人的サービスに重きを置いたビジネスへと変化していくのではないかとも考えられるのです。

今から15年前、あれは確かドイツのBaden Badenにあるフリードリッヒ浴場だったと記憶しているのですが、屈強そうな髭面の男性に全身をブラシでガシガシ擦られるという施術を受けたことがあります。

日本の温浴施設で女性が施術してくれるアカスリに慣れていたので、かなりのビックリ体験でした。

世界にはまだまだいろいろなサービスがあるのです。

ウェットゾーンの人的サービスということで考えてみると、アカスリやエステ以外に、湯もみ、三助、洗体、アウフグース、ウィスキングなど、新旧様々な方法があったことに気づきます。

これらに…

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