アウトドアサウナのこれから

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今日は 2021年6月25日です。

アウトドアサウナのこれから
 長野県に、前々から行きたいと思っていた温浴施設が2つあったのですが、業務多忙やらコロナ禍やらでずっと行きそびれていました。

昨日ようやく機会を作って、視察してまいりました。

1件目は白馬八方尾根という有名なスキー場の中にある白馬マウンテンビーチ。

山の中のスキー場なのに、まるでビーチリゾートにいるかのような素敵な空間が出現、まさかのゴンドラを改造したサウナも!と話題になったのは2019年7月ですから、今のようなサウナブームが燃え広がる直前の時期のオープンです。
https://www.asahi.com/and/article/20190806/300124741/

アウトドアサウナブームの先鞭をつけた施設のひとつでもあります。

車で向かう道中は晴れていたのですが、ゴンドラリフトに乗ること8分、ゲレンデの中腹にある施設に到着し水着に着替えて、いざ屋上サウナへと思った途端にゴロゴロという雷鳴とともに土砂降りの雨。

屋上には避雷針が立っているので危ないから屋内に避難してください、と言われてすごすごと屋内で雨が止むのを待ちました。

しばらくすると晴れ間が出てきてもう大丈夫ということになり、いよいよサウナ&ジャグジーエリアへ。期待していた3つのサウナのうちスチームサウナは故障中とのことでしたが、ゴンドラサウナとテントサウナはしっかり稼働していて、楽しむことができました。

何より素晴らしいと思ったのは、山の美味しい空気と標高1400mから見渡す絶景。そして沢水を引いているという冷たい水風呂の気持ちよさ。普段から温浴施設に行きまくっている私にとっても感動的な験でした。

以前から、BBQなどのアウトドアでの飲食は、同じものを食べてもインドアの3倍美味しく感じると思っていたのですが、それは温浴にも間違いなくあてはまります。

自然の中での温浴体験は、通常の自宅入浴や温浴施設大浴場での入浴と比べて格段に満足度が高くなるのです。

そうこうしているうちに晴れ間から一転して濃霧となり、予約時間90分の中でも目まぐるしく変化する山の天気を肌で実感することができました。

このような施設を体験できるようになったのも、サウナブームのおかげです。シーズン変動の激しい観光地、しかも山の中というような立地条件では、何億円という巨額投資をかける温浴施設はなかなか作れません。

屋上遊休スペースでも作ることができ、大規模設備の要らないサウナだからこそ、このようなユニークな事業形態も考えられるのです。

サウナのイメージが、かつてのように「酔っぱらったおじさんが行くところ」「指名手配犯のポスターが貼ってあるところ」というポジションだったらあり得ないことで、まさにサウナブームの恩恵と言えるでしょう。

この数年でにわかに脚光を浴びたアウトドアサウナはこれからどうなっていくのか?一過性のブームなのではないか?という疑問の声を聞くことがあります。

しかし…

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