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今日は 2021年6月10日です。
◆見える化と心の持ちよう
泊りがけの出張で、宿泊機能を持っている顧問先の温浴施設に行くのは人生の楽しみのひとつです。
なぜなら、仕事を終えた後にその施設で入浴し、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返した後に寝床に直行できるから。
普段は仕事でもプライベートでも、温浴施設を利用した後には帰宅のための移動があります。そこでまたストレスを感じたり覚醒してしまうので、せっかくサウナでととのった気分も短時間が終わってしまうのです。
しかしサウナから寝床に直行することができれば、そのまま質の高い睡眠をとることができます。
以前メルマガ第580号「温浴と快眠」（2018年1月17日執筆）で、スマートウォッチで測定した自分の睡眠状態のグラフをお見せしたことがあります。
サウナからすぐに眠りにつくと、深い睡眠が普段の倍以上に増え、翌日は快適に目覚めて元気な1日を過ごすことができるのです。
温浴施設コンサルティングを仕事としている私ですら、サウナから寝床に直行できる機会はそう多いわけではないので、とても贅沢なことだと思っています。
サウナの爆睡効果については、ぜひスマートウォッチを使ってご自身で確認されることをおすすめします。
2018年当時に使っていたスマートウォッチは、まだ出始めの頃でしたので、玩具だと思いながら使っていたのですが、この分野も急速に進化しています。
最近サウナーの間では、中国の総合家電メーカーXiaomiのMi Band5というスマートウォッチが流行っていて、装着したままサウナや水風呂に入っても大丈夫という噂を聞きつけ、私も入手して使うようになったのですが、たしかに高温のサウナ室でも問題なく作動していますし、水風呂に入っても大丈夫でした。
もうすでに使っているという方もいらっしゃると思いますが、防水性能は水深50メートルで10分間大丈夫（5気圧防水）というレベルですし、耐熱性は電子機器ですので保証されていないのですが、実際にサウナに入っても壊れないということが多くのサウナーによって実証されているのです。
サウナ室をそろそろ出たいと感じる時、心拍数は120を超えています。そこから水風呂で冷却すると急激に心拍数が落ち着いたりするのを観察することができます。
価格が4,000円前後ですので、もし壊れてもそこまで深い精神的なダメージを負うことはありません。
玩具どころか、中国製電子機器のレベルに驚くことになるでしょう。
スマートウォッチを使った体調の見える化は、いずれ温浴施設に大きな影響を及ぼす可能性があると考えています。
影響と言ってもネガティブな話ではありません。
サウナによる快眠効果の実感だけでなく、ストレスの軽減効果も見えますし、入浴中の体調変化を常時測定すれば安全管理に役立てることができます。体調を見ながら最適な入浴方法のアドバイスにつなげることもできそうです。
人間は心の持ちようが体調に大きな影響を及ぼすという事実は、プラシーボ（偽薬）効果でもよく知られていますが、その心の持ちようをどうやって…
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