物販の集客力(2)

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今日は 2021年6月9日です。

物販の集客力(2)
 これまであまり重視されていなかった物販を、入浴のついでに買うような単なる付帯収入部門から、目的購買で集客力を発揮するレベルに育てていくためには何をすれば良いのでしょうか。

前々回の記事「物販の集客力(1)」で、「目的購買の動機というのはいわゆるニーズ(必要)ではなく、ウォンツ(欲求)。」と書きましたが、温浴施設の物販におけるウォンツというのは例えば、

「大好きな施設のことをいつも身近に感じたい」

「大好きな施設だから、買って応援したい」

「皆が憧れの施設に自分は行っているという証を見せたい」

「サウナ好きとしてディープさやレア度をアピールしたい」

といった心理のことで、実用性やコスパはあまり重要ではないようです。

背景に施設の人気度や満足度があってのことですので、売店の品揃えの問題だけではないのですが、これまでの入浴用品+美と健康グッズ+土産食品+ドリンクといった品揃えでは上記のようなウォンツには全く応えられないということはご理解いただけるかと思います。

そこで、まず取り組んでいただきたいのは、オリジナルグッズの商品開発です。

ロゴ入りフェイスタオルはほとんどの温浴施設で扱っていますが、他にも
・バスタオル
・Tシャツ
・ステッカー
・サウナハット
・サウナマット
・サコッシュ
・エコバッグ
といった商品に自店のロゴを入れれば、立派なオリジナルグッズのコーナーができます。

閉館する施設が館内備品のバザーをやると、業務用の中古品が飛ぶように売れていくのを見たことがあります。これも上記に近い心理で、自分がファンだった施設の思い出であったり、応援であったりといった気持ちが働いているのでしょう。

ということは、閉館時でなくても業務用備品は売れる可能性があるということです。

温浴施設にとって小売業は専門外ですから、自店のコンセプトを品揃えで表現したり、大きな面積の売場を魅力的に作っていくことは難しいかも知れませんが、オリジナルグッズや業務用備品の販売ならすぐにでもできることです。

その意外な集客力には、大手流通業も関心を寄せているようです。

・心斎橋PARCOに“銭湯”が登場!?〜ハッピーに浸かろう!〜『POP UP SENTO パルコ湯』開催決定!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001541.000003639.html

・銭湯・サウナグッズが期間限定で大集合!「出張!湯沸かし市@東急ハンズ横浜店」開催
https://san-tatsu.jp/pressrelease/87955/

先週のサウナヤミ市もそうですが、これらのイベントに加わるためには、自店のオリジナルグッズが商品化されている必要があります。

オリジナルグッズがあれば…

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