サウナ激戦の時代へ

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今日は 2021年5月21日です。

サウナ激戦の時代へ
 築地にあるメトスさんの本社ショールームが最近改装したということで、昨日お邪魔してきました。

実際に入浴体験できるサウナが4つもあり、ここまでやるならいっそ営業施設にしちゃえばいいのに、と思うのですが、今のところ入浴料は徴収していないようです。

体感的に一番好きだったのはベンチ下にストーブが仕込まれたMollisというサウナ。

2人用の小さな空間なのですが温度ムラが少なく、頭から脚まで同時に発汗します。

ベンチに隠された注水口があり、そこからロウリュも楽しめるのですが、水を注ぐとコポコポと水の流れる音が聴こえて癒されます。静かなサウナ室の中で水音が響くのは予想以上に良いものでした。

並んでCLIMAというホームサウナがありますが、こちらは電気ストーブに石積み、ラドルを使ってロウリュできるという伝統的スタイルのサウナ。水をかけるとかなりの熱さになります。

もうひとつはKLAFS社のS1という格納式サウナ。格納時は奥行60cmの洋服ダンスくらいのサイズの箱なのですが、スイッチを入れると3倍のサイズになり、立派なサウナが登場するという製品です。以前展示会でも見かけていたのですが、あらためて見てもカッコ良いデザイン。いつか弊社の社長室に設置したいものです。

面白かったのはワーキングスペースサウナ。内部で仕事やテレビ会議もできるという7人用サウナですが、ストーブはロウリュもできる本格仕様。そしてファンによる強制換気システムになっているのと、リアルタイムで室内温度や二酸化炭素濃度がデジタル表示されているという未来的なサウナです。

様々な意欲的チャレンジと、クオリティや安全性を同時に実現させているのは、さすがサウナのリーディングカンパニーです。

 以前から、温浴業界は腰が重い体質が課題だと言い続けてきたのですが、最近のサウナ界隈の動きを見ていると、腰が重いどころか急激な変化に驚くばかりです。

アウトドアサウナ、小規模サウナ、個室サウナ、貸切サウナといった新業態、そして新しい製品や技術、サービス。サウナ関連ビジネスに新規参入する事業者も続々と増えています。この変化スピードでは、1年後にどんなことになっているのか、想像もつきません。

逆に言うと、これからサウナで何か仕掛けようと考えている温浴施設は、かなりの工夫が必要です。私自身もコンサルティングの現場で、今後は中途半端ではサウナファンの注目を集めるのは難しいと言っています。

競争が進化をさらに加速させ、マーケットが…

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