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今日は 2021年5月13日です。
◆セオリーのリセット
ある大手企業様と、これからの温浴ビジネスについて意見交換する機会がありました。
その時の自分の発言なのですが、「温浴ビジネスはいままでのセオリーを一度リセットせざるを得ない」という主旨のことを言いました。
先人の知恵を踏まえつつ、自分自身でも長い時間をかけて、温浴ビジネスをより良い事業とすべく研究してきました。
積み重ねたセオリーをリセットしなければならないというのは悔しいことなのですが、過去のセオリーを真面目に踏襲しているだけでは、このコロナ禍だけでなく激しい時代の変化の中で、残念ながら良好な事業性が期待できないのです。
地図情報が古いカーナビの車を運転していると、ナビのガイドと実際の道路状況が違い、かえって迷ってしまったり目的地に辿り着けないことがあります。
新しい道ができていたり、古い道が閉鎖されていたりしますから、本当は走り出す前に最新地図を確認したり、自分の目で道路表示や途中の目標地点を確かめながら、方向感覚を研ぎ澄まして運転しなければならないのです。
昔はそうやって自分の能力をフルに動員して運転するのが当たり前でしたが、ナビが進化したことでいつのまにか甘えてしまい、知らない道でも油断して運転するようになっていたということです。
せっかくついているカーナビを捨てる必要はありませんが、もう音声ガイド任せの運転はできないのです。
そんなことを思いながら昨日ネットを見ていたら、温浴施設に関する古いニュースに目が止まりました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000020751.html
2014年の記事で、ソチ五輪に合わせてロシアの「マチェスタ」という、歴史ある温泉施設を紹介しているのですが、そこには「94の浴槽があり─」と書かれています。
日本の温浴施設では、大浴槽と洗い場というつくりがセオリーですので、浴槽が94もあるということは到底考えられません。
おそらく…
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