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今日は 2021年4月20日です。
◆アフターサウナマーケット(2)
先日、アート集団「チームラボ」が仕掛ける新しい展覧会「チームラボ &TikTok, チームラボリコネクト」について書きましたが、道を挟んで向かいには同じく期間限定で「アフターサウナバー・ととのいサ飯」が出店しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000001164.000007303.html
サ飯というのはサウナ後の飲食のことで、サウナで水分やミネラルが失われている状態にあると、食事が美味しく感じることから言われるようになったもので、特定のメニューを指しているわけではありません。
最近は飲食メニューの中に「サ飯」マークをつけておすすめしたりする施設も増えてきましたし、サ飯を意識したメニュー開発に取り組んでいるところもあります。サ飯も今後の拡大が期待されるアフターサウナマーケットです。
ではサ飯って具体的に何?という疑問を感じる人もいるかと思います。
前述の「アフターサウナバー」でも、特に言われなければサ飯かどうかはメニューを見ても分かりません。
よく見るとオロポ(オロナミンC+ポカリスエット)があることで、どうやらそれらしいということが感じられる程度です。
世間一般の状態をざっくりまとめると、味つけが濃い目で、スタミナ、ガッツリ、スパイシー、燻製などの説明がついたホット系メニューと、冷麺、かき氷、オロポなどの冷たいメニューにサウナーの支持が集まっているように思います。
水分やミネラルが失われた状態なら、冷たいドリンクや味が濃いめのメニューが美味しく感じるでしょうし、身体にサウナの熱が残っていたら冷たいもの、水風呂や外気浴で充分クールダウンした後なら温かいものが欲しくなります。
サウナ後の身体の状態の変化に応じて、美味しく感じられるものが変わっているわけで、そこが日常の飲食とは違うところです。
ところで、上記のようなサ飯をマクロビオティックの視点で見るとどうなるかというと、サ飯とは「陰陽が極端なメニュー」ということになります。
暖かくて味つけの濃い料理は陽性、冷たくて水っぽくて甘いものは陰性です。陽性は身体を温めて緊張を強め、陰性は身体を冷やして緩める働きです。
サ飯とは、身体の状態とは逆の性質を持った食事を摂ることで、陰陽のバランスを取ろうとする行為なのです。
マクロビオティックでは、中庸であることが良しとされています。
躁と鬱、ハイテンションとローテンション、多動や過緊張と倦怠や脱力感。高熱と冷え。いずれにしても心身がどちらかに極端に振れている状態は良くないのです。それが続けば体調を崩し病気になります。
心身を中庸に保ち、どんな環境変化にも速やかに適応できる状態が健康と考えます。
その意味では…
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