温浴業は倉庫業(2)

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今日は 2021年4月7日です。

温浴業は倉庫業(2)
 前回記事で、「満天の湯を見ていると、温浴施設運営には、必要に応じて在庫を動かす倉庫業の要素があると感じます」と書きました。

そう感じた理由は予備ポンプだけではありません。

例えば濾過循環設備のある温浴施設なら必ずついているヘアキャッチャー。

多くの温浴施設では、透明盖から汚れを目視でチェックして、必要に応じて清掃をしています。清掃は濾過循環ポンプを止めている営業時間外や休館日を利用して行うのが普通です。

ヘアキャッチャー内部にある「ストレーナー」とか「バスケット」と呼ばれる網状のカゴをはずして洗浄するのです。

しかし満天の湯では、ストレーナーをたくさん用意してあり、洗浄済みのものを閉店時に全交換して、取り出したザルの洗浄は洗浄液に浸けおきして翌日のアイドルタイムに洗浄しています。

これも、ポンプ同様に在庫を持つことによって突発的な作業発生や、時給の高い深夜作業を回避するノウハウなのです。

写真のような在庫ストレーナーのオブジェ、私は他の施設ではまだ見たことがありません。

他にも浴室アメニティの補充など、あらゆる場面で在庫管理という発想が活かされています。

「温浴業は倉庫業」と感じた所以です。

私があんまり勝手に書き過ぎると、満天の湯さんがコツコツ努力して作り上げてきた優位性を損ねてしまうかも知れないので、ネタばらしはこのくらいにしておきます。

前回と今回ご紹介したことは、満天の湯の運営力の凄さを示すほんの一例に過ぎません。

ちなみに満天の湯さんでは温浴施設の運営スタッフや幹部社員の研修受け入れを行っておりますので、満天イズムに触れてみたいと思ったら、弊社にご連絡いただければ満天の湯さんにおつなぎします。

下手な設備投資や販促費よりもはるかに費用対効果は高いです。

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