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今日は 2021年4月2日です。
◆温浴業界が活性化(2)
前回の記事で「温浴業界全体に火がついているようだ」と書きましたが、そう感じている最大の理由は、情報の伝搬と、それが導入実行されるスピードです。
以前は、「温浴業界は腰が重い体質で、変わるのはなかなか難しい」と思っていたのですが、この1年間で驚くほど変化してしまったことがいくつもあります。
最も目立つ動きは小規模サウナ。
かつては新しいサウナ施設自体が珍しく、新規出店やイベントがある度にどうなることやらと注目していましたが、今や全国で続々と個室やアウトドア、テントサウナの新規オープンやイベント開催のニュースが飛び交うようになり、もうどこで何が起きているのか捕捉しきれないくらいです。
その中にはこれまでの常識を越えるような斬新な取り組みがあり、ハード面だけでなく販売手法やオペレーションなど、温浴ビジネスの可能性がどんどん拡がっていっているように感じています。
細かいところでは、
・浴室内ペットボトルドリンク持ち込みOKにする動き
・浴室や露天で休むスペース(ととのいチェア)の増設
・ととのいチェアに足置き
・インフィニティチェアの設置
・サウナハット&サウナマットの販売
・オロポなどのサウナードリンクの提案
・発酵、燻製、クラフトコーラ、クラフトビールなど飲食へのこだわり
・独自のサ飯メニュー開発
・黙浴POP
・運営のIT化
…といったことが広まっていくスピードに驚いています。
かつては提案してなかなか理解されず、温浴業界全体に伝搬していく長い時間が必要だったのです。それが、今や新しい動きはあっという間に全国に波及して行きます。
市場調査で各地の温浴施設を訪れると、これまで直接お付き合いがなかった施設でも上記のようなことに盛んに取り組んでいるのを見つけて、目を丸くすることが多々あります。
コロナ前と現在を比べると、たった1年でこれほど変化するものかというほど変わっているのです。
その背景には、休業や時短要請で時間があったこと、コロナ禍への危機感、サウナブーム、デジタル化やオンラインコミュニケーションの普及などの要素があると考えられますが、それらを含めて一言で表現すれば、「活性化している」ということです。
コンサルタントとして企業とお付き合いしていると、「この会社は間違いなく伸びる」と確信する瞬間があります。
それは何かと言えば…
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