宿泊施設大浴場の進化

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今日は 2021年3月29日です。

宿泊施設大浴場の進化
 ホテルや旅館などの宿泊施設の大浴場と言えば、収容人数と高級感ばかりが意識されて、入浴者の満足度という点では日帰り温浴施設の方が一歩も二歩もリードしていると感じていました。

まだ平均的にはそういう状況ですが、最近は温浴施設を凌ぐようなレベルの大浴場を持つ宿泊施設も増えてきているのをヒシヒシと感じています。

先週末に泊まった某ホテルチェーンの最新ホテルは、2021年2月にオープンしたばかりなのですが、これがかなりのものでした。

最上階に大浴場があるのですが、行ってみたら「えっ?こんなこともやっているの?」という驚きの連続でした。

「こんなこと」というのは、いつも弊社が温浴施設に対して、改善や競合店との差別化のためにやってはどうでしょう、とおススメしているような、細かいレベルのことにキッチリ取り組んでいるのです。

[休憩スペース]
・冊数は1,000冊多くないが、人気漫画を揃え読み放題。
・無料マッサージチェア2台。
・フリー電源付きテーブル。
・挽き立て珈琲飲み放題。
・乳酸菌飲料1本無料。
・給水機の隣に、製氷サーバー。氷水も飲めるし、浴室内にカップ氷持ち込みもOK。

[脱衣室]
・入口で脱いだスリッパは脱衣所のロッカーにしまう。そのためにロッカー内は二段に仕切られている。
・壁沿いのロッカー上部は天井まで収納棚にすることで見た目スッキリ、埃もたまらない。
・ロッカー扉に、水分補給のためのペットボトル飲料を浴室内持ち込みOKの表示(食べ物、アルコールは不可)。
・ドライヤーはダイソンとPanasonicのナノイーを交互に設置。

[大浴場]
・洗い場に障がい者専用ブースあり。
・子供用の風呂桶と椅子を用意。
・洗い場のアメニティ置き場は2段で5アイテム。
・上級グレードのアメニティ2ブランド(DHC、POLA)を交互に設置。
・シャワーヘッドは水圧調整機能付き(リファファインバブル)。
・シャワーヘッドの使用方法はプラスチックプレートの説明POPを初めから設置。
・水風呂は12-13度の強冷。
・サウナは20人収容(コロナ前基準)の広さ、96度の高温設定。
・サウナマットはタオル地マット+ビート板。
・内風呂、露天風呂の随所にととのい椅子、ベンチ設置。

といった具合です。ホテルだけに…

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