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今日は 2021年2月27日です。
◆がんばれ既存店!
都内の某大型温浴施設の支配人に呼ばれて、現場にお邪魔しました。
その施設は、日本でもトップクラスの商圏人口を有する立地にあるのですが、元々インバウンドや夜間の売上構成比が高かったため、現在は平常時の半分以下の売上ということでした。
「この状況がずっと続くようならいずれ閉館も…」という弱気なお話しが出たので、「何をおっしゃいますか!」と発破をかけました。
その支配人はいま全国各地の温浴施設が取り組んでいることもあまりご存知なかったようなので、新しい売上をつくるチャレンジやコストダウンへの取り組みなど、いろいろな事例をお話ししたのですが、あまり顔色が冴えません。
失った売上の規模が大きいため、いくら新しい取り組みといっても、それで損失をカバーできるだけのイメージが湧かないのかも知れません。
ひとしきりお話をした後に、ともかく館内を体験させてもらうことにしました。
たしかに在館人数は少なく、規模が大きいだけに寂しい雰囲気が漂いますが、一か所だけ、お客さまが集中して満員になっているところがありました。
それはサウナ室です。
座る間隔を開けたディスタンス仕様にしているということもありますが、浴室にいるお客さまの半分以上がサウナ室にいる感じで、ひとり出るとまたひとり入るということを繰り返しています。
既存の温浴マーケットは縮小していても、サウナマーケットだけはいたって元気なのです。
しかし、この施設ではサウナファンを獲得し満足させるための取り組みはまだ中途半端。やり残していることがたくさんある状態です。
風呂を出てから、支配人にサウナ室が満員であったこと、まだやれることがたくさんあることをお伝えしたところ、ようやく気づいて前向きになってくれた様子なので、サウナファンをビックリさせるための取り組みについて、まずはその1からその3くらいまでお伝えしました。
話は変わりますが、いま弊社には温浴施設開業のご相談が次々と舞い込んできています。特に小規模サウナ施設に関するご相談が多いのが昨今の特徴で、それだけ最近のサウナマーケットの盛り上がりが注目されているということです。
たとえ小規模サウナ施設の開業であっても、立地調査から経営戦略、企画プラン、事業計画のとりまとめには最低3ヶ月、工期も数ヶ月、引き渡しからオープンまで1ヶ月とすると、1年近くの準備時間が必要ですから、今年後半から来年にかけて開業ラッシュになっていくのかも知れません。
そうなると、いくら盛り上がっているサウナマーケットも各地へ分散しますから、サウナファン獲得の難易度も上がってくるでしょう。
既存店は…
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