ITスキル格差

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今日は 2021年1月27日です。

ITスキル格差
 弊社では今、浴場市場の営業事務スタッフ増員を考えており、ネットの求人サイトに募集を出してみることにしたのですが、最初の面接はオンラインですることになりました。

営業事務スタッフに求める資質の中でも、ITリテラシーとオンラインでのコミュニケーションスキルの重要度が高まっていますので、オンライン面接はその適性を見る上で格好の機会になると考えています。たくさん応募が来て、良い人材と出会えるといいのですが。

温浴施設でも、これからも運営スタッフを募集する機会は多いと思いますが、オンライン面接はオススメです。それができないITスキル人だと、この先何かと支障が出てくるので、これから社内の平均的なITスキルのレベルを上げていく取り組みが必要なのです。

いまから10年ほど前、運営現場で社内連絡をすべてメール化しようと試みたことがありました。

全スタッフの携帯メールアドレスを集めて、全社連絡、部門別伝達事項などをすべてメールでやれば、漏れなく即時伝えることができると考えたのです。

しかし、当時はまだ携帯電話を持たない人やメール機能を使いこなせない人がいて、結局紙の掲示と併用になってしまいましたが…。

今時は社内連絡はLINEグループでやっている施設も増えてきているようです。

社内連絡だけでなく、お客様に対しても館内はフリーWi-Fi、マルチ決済、ネットクーポン、オンライン予約、スマホ会員、SNS販促など次々とデジタルサービス化が進み、接客するスタッフはそれをご案内できなければなりません。

社内はマニュアル、顧客管理、経理、人事、総務など、あらゆるバックオフィス業務がクラウドに置き換わりつつあります。それについてこれないスタッフが多いとしたら、社内業務の効率化・合理化・スピードアップといった面でも立ち遅れてしまいかねないのです。

いま、地方の温浴施設でシフト管理のクラウド化を進めようとしているのですが、その施設は高齢のスタッフが多く、スマホを持っていない人、電話機能以外使えない人がたぶん30人近くいて、導入は難しいかも知れないという話になりました。

デジタル化についてこれないスタッフがそんなにたくさんいるのかと少々驚いたのですが、地方では高齢化がますます進んでいますし、50代で雇用したスタッフも開業から20年経てば70代。仕方のないことかも知れません。

どうしようかとしばし思案していたところ、現場リーダーの方から、「これから先のことを考えたら、本人のためにもできるようになっておいた方がいい」という言葉が出てきました。スマホ操作ができないスタッフには今から教えよう、ということで、その言葉を聞いてひと安心しました。

採用段階でのオンライン面接、現有スタッフにはIT研修。そうやっていろいろな角度から社内ITスキルのレベルアップに取り組むことが、成長戦略を支えることになります。これからは立地や源泉、設備といった温浴施設の経営資源のひとつに、社内ITスキルも加わり、そこで差がついていくということでしょう…

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