気になる電力ひっ迫のニュース

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今日は 2021年1月21日です。

気になる電力ひっ迫のニュース
 さいたま市浦和区にある湯屋敷孝楽の石井さんは、いつもセミナーに来てくれますし、各地の温浴イベントでもよく遭遇する勉強好きな経営者です。

以前温浴施設の露天風呂で石井さんと会い、一緒に入浴している時に、「コロナ禍で支出をさらに抑えるために、省エネを徹底」という話題になったことがあります。

私から、「濾過ポンプのインバータ制御はもうやってますか?濾過ターン数をバルブで調整して固定しているとしたら、インバーターに替えるとさらに節電になりますよ。経験的には投資回収は2年以内です。」という情報をお伝えしたところ、さっそく設備業者さんと相談してくれたそうです。

この「濾過ポンプのインバーター制御」という件をご存知ない方のために、少し濾過ポンプについて解説します。

公衆浴場法では、「ろ過装置は、1時間当たりで浴槽容量以上のろ過能力を要すること」とあります。

これは、衛生的な水質を保つために、浴槽容量を満たすのと同じ湯量を1時間当たり1回以上ろ過装置に循環させることを求めるという意味なのですが、1時間で浴槽容量と同量の湯を濾過器に通すことを1ターン/hと言います。

最初からそれだけの湯を循環させられる能力がないポンプやろ過器では、保健所の検査が通らないという意味でもあります。

現実には、温浴施設の利用者数は曜日や時間帯によって大きく変動しますので、1時間に1ターンでは汚濁物質の濾過が間に合わないことがあり、30分で1ターン(1時間で2ターン)以上の能力を持ったポンプが取り付けられていることと思います。

過去に見た中では1時間5ターン以上可能な高性能ポンプになっていたこともありました。

いずれにしても、このターン数は、実際の湯の汚れ具合を見ながら、適切な水準に調整されます。

例えば最大3ターン/h可能なポンプを、バルブで流量70%に絞って2.1/hターンに調整する、といった感じです。

バルブで流量を70%に制限すると…

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