コロナ禍に生き残るための温浴経営七ヶ条

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今日は 2020年12月28日です。

 昨日は神奈川県海老名市のOYUGIWAに行ってきました。
https://www.fantasy.co.jp/oyugiwa/

浴室サウナのロウリュイベントは、密対策で収容人数を制限しつつ、整理券入れ替え方式×3回戦にビックリ。

OYUGIWAの名物男、志田さんのロウリュはたくさんのお客さんを扇いでも素晴らしいキレが落ちずビックリ。私自身も2年間現場で扇いでいたのでよく分かるのですが、タオルを振る時に手首のスナップを使って破裂音をたてる扇ぎ方は、10人も扇ぐと疲れてキレがなくなり、良い音がしなくなるものなのです。パワーに頼らない技術だから、持続力があるのだと思います。

招聘されていたプロアウフギーサー五塔熱子さんの芸術的な演舞と集客力にもビックリ。熱子さん目当てのお客さまがかなり集まっていたようです。彼女が思い切り演舞できるような、センターストーブの大型サウナを作らねばならないと思いました。

コロナとサウナに明け暮れたと言っても良い2020年ですが、温浴の世界は間違いなく進化スピードを速めていることを実感させられます。

◆コロナ禍に生き残るための温浴経営七ヶ条
 2020年の締めくくりとして、コロナ禍の温浴施設経営について考えてみたいと思います。

昨今の報道を見ていても、依然として新コロ騒動は収まる気配はなく、まだまだ続くのだろうと考えざるを得ません。

マスクの感染抑止効果があるのかないのか、専門家の間でも意見が分かれているというのは多くの人が知っているところだと思いますが、電車内ではいまだ誰一人としてマスクを外していません。不安心理と同調圧力。この状況が続く以上、実際のコロナウイルスの性質がどうというよりも、社会現象として出口はまだ見えてきません。

コロナ終息を願いながら、ただ息を潜めて待っているだけでは、長期戦を戦いきることはできません。企業体力が尽きてしまう前に手を打って、コロナ禍でも存続できる経営体質に生まれ変わらなければならないのです。

今年一年のコンサルティング活動を振り返りながら、今求められる温浴施設の経営体質を七ヶ条にまとめました。

(1)お客さまもスタッフも安心させる
 感染防止対策。どこまでやれは大丈夫なんて誰にも分かりませんし、細かいことを言い出せばキリがありません。これは世間の飲食店や小売店などをよく観察して、対策レベルを合わせるしかないでしょう。過剰にやり過ぎるとそれはそれでお客さまに負担ですし、かえって不安感を強くさせることにもなりません。世間並みにほどほどにということだと思います。

ただし、温浴施設特有の環境があります。それは浴室内ではマスクをしていないということです。上に書いたように、電車内ではみんながマスクをしているから安心できるのであって、それがなければ不特定多数の人と狭い空間に同居することに強い不安を感じる人が多いと思います。マスクができない代わりの対策としては、浴室内のおしゃべりをしないことと、咳やくしゃみをする時はタオルで覆うことしかありません。ところがこの2つは公共マナーとしてまだ定着していないので、気づかない人が多いのです。この点はもっと施設として啓蒙を強化する必要性を感じます。

そして、施設の安全対策や混雑情報などをネットでリアルタイムに知らせること。その情報があること自体が不安感を和らげるのです。

本当に怖がっている人や、基礎疾患を持つ高齢者といった方々は現在も外出を控えていますので、いま来てくれているお客様や働いているスタッフは基本的に元気な人たちであり、コロナに多少不安は感じていても完全自粛まではできないと思っている人たちですから、その人たちに安心してもらえる環境と情報を提供することが重要です。

(2)本気で健康づくり
 このコロナで、「免疫力」があらためてクローズアップされました。ウイルスに曝露しても無症状あるいは軽症となる人がほとんどなのですから、限界を感じる感染回避策よりもウイルスに負けない健康づくりの方がはるかに大切です。

元々健康増進のためのアイテムを揃えているのが温浴施設なのですから、今こそ役割を自覚し、その品質に磨きをかけて本気で健康づくりをサポートしなければならないのです…

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