リネンサプライと自社洗濯

難波ニュージャパンサウナにあったタオル畳み機

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今日は 2020年12月24日です。

リネンサプライと自社洗濯
 最近、リネンサプライと自社洗濯はどっちがお得なのか?ということを議論する機会が何度かありました。

温浴施設では、フェイスタオル、バスタオル、サウナマット、足拭きマット、館内着、岩盤浴ウェア、レストコーナーのタオルケットやブランケット、スタッフのユニフォーム…など様々なリネン類が使われていますが、それが入館料に全部含まれていたり、使い放題だったりして大量に洗濯物を出す施設もあれば、有料レンタルにしたり、販売にすることであまり出ない施設もあります。

洗濯物のアイテムも量もケースバイケースなので標準化しづらく、その運用方法もまちまちになっているのです。

自社洗濯の場合、ランドリー設備やリネン類を自社で購入するイニシャルコスト、機器設置、畳み作業、在庫などのスペース確保、エネルギーや洗剤、作業人件費、メンテナンス費などのランニングコストがかかってきます。これらを足していくとかなり大きな金額になります。

一方、リネンサプライは1枚いくらの世界ですから、計算は単純ですし、イニシャルコストはほとんど発生しないため、深く考えないでつい外注方式を選んでしまうことが多いようです。

しかし、一度決めてしまうと、後からランドリー設備を購入したり設置スペースを確保することは難しいので途中変更がきかず、永遠に外注費を払い続けなければならなくなりますので、本当は慎重に考えなくてはならないのです。

シンプルに考えれば、リネン類を洗濯して乾燥して畳むという作業は内製化しても外注しても同じことですが、リネンサプライはランドリー工場との往復という物流が絡み、リネンサプライ業者の利益も必要になりますから、そのぶんのコストが乗っかってくることになり、長期的には損になってくる可能性が高いといえます。

ただし、リネン類を有料にしていたりして洗濯物の量が少ない場合は、自社設備の稼働効率が上がらず、内製化するメリットが出にくくなりますから、やはり丁寧に計算して結論を出すしかないようです。

また、ランドリー工場が近くにあるか、複数の業者から相見積りが取れるかといったことが外注単価に大きく影響するので、そこもよく調べないと結論が出せず、なかなか厄介な問題です。

リネンのことを考えていると、思い出すのはタオル畳み機のこと。ひとつは、難波ニュージャパンサウナのバックヤードにあった巨大な自動タオル畳み機。温浴施設であの設備を保有しているのを見たのは後にも先にもニュージャパンサウナだけでした。

もうひとつは自分で製作した簡易畳み機。膨大なタオル畳み作業を何とか軽減したいと考案したのですが、パートさんたちからは「手で畳んだ方が早い」と却下され、陽の目をみることも特許申請で一儲けすることも叶いませんでしたが。

自社で洗濯するか、外注するのか…

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