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今日は 2020年12月21日です。
◆光と影の両面
昨日、錦糸町にあるカプセルホテル&サウナに行ってきました。目的は今年8月にオープンした屋上貸切サウナ「SAUNA GARDEN 錦糸町」の体験。
https://www.instagram.com/kinshisauna/
貸切サウナは3時間5名様まで2万円ということで、普段から気軽に行ける設定ではありませんが、3名でセルフロウリュのサウナとBBQを堪能でき、なかなかの満足度でした。
3時間の中で、一般向け浴場も自由に利用できるのですが、そこにあったのは表示温度120℃の昭和ストロングスタイルと言われる超高温サウナと、大きな水風呂、漢方薬湯。昔ながらの渋好みの構成ですが、随所に独自の工夫やこだわり、手作り感があり、久しぶりにオーナーの意志を強く感じる温浴施設でした。
トレンドを意識したお洒落な屋上サウナと、昭和ストロングサウナ。おそらく現社長と先代社長それぞれのカラーなのでしょう。
2つのサウナを利用しながら、こういう施設が最も強いとあらためて感じました。
サウナ錦糸町は創業50年近いとのことですが、長きに渡って家族経営で施設を運営し、オーナー自らがリスクを負いながら温浴への想いを形にしていく。そこに共感するお客さまが集まってくる。やがて経営者もお客さまも世代交代しながら、時代に合わせてゆっくり姿を変えて行く。
そこには一時の風向きや競合環境の変化といったことは、あまり関係がないのかも知れません。
その土地に根差し、後に退けないリスクを負って温浴事業に取り組む。その事業に夢を想い描くのは経営者に与えられた役割です。
その事業成立をサポートするのがコンサルタントや設計士であり、サポーターが人のお金を使って夢のようなことを語るべきではない、と常々思っています。
我々サポーター側が、地域一番化や、品質・デザインへのこだわり、リスクある前人未踏のチャレンジといった、時に尖った提案をするのは、それが事業成立のために必要な手段だからであって、面白いからではありません。無難にセオリー通りにやっても事業として成功できそうならそれに越したことはないのです。
簡単には実現できない、しかし諦めることができない夢だからこそ、それを実現するために高度な技術や知識を持った専門家が知恵を振り絞って手伝うというのが、本来の経営者とサポーターの関係性ではないでしょうか。
ところが、温浴ビジネスには…
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