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今日は 2020年12月17日です。
◆NAKED SAUNAイベント
昨日、東京都江東区有明で開催されいてるサウナイベント、NAKED SAUNA −ART OF MEDITATION−に行ってきました。
https://naked.co.jp/works/9193/
今回のイベントの最大の見どころは、「プロジェクションマッピングを駆使し、日常生活のストレスを解放する『瞑想』をアート化した」というところ。
テントサウナは、薪のストーブや白樺のヴィヒタ、焚火、川や湖へのダイブなど、どちらかというと自然と一体となって素朴にサウナを楽しむものというイメージですが、都会の中で、プロジェクションマッピングという先進的な技術とテントサウナをどうやって融合させるのだろう?と思いながら参加しました。
仕組みは思ったよりもシンプルで、テントサウナについている透明ビニールの窓の外から、屋外用に防水対策を施したプロジェクターを使ってテント内に投影していました。
しかし、サウナ内にいるとそのような仕組みは感じさせず、テントの内面に動く映像が投影される不思議な空間となります。
バイタルセンサーを使ってテント内にいる人の心拍数とシンクロさせて、「ととのう」イメージを映像化するという試みも面白いと思いました。
また、霧の発生装置を使ってモクモクをテント内に送り込み、そこに色が変わる照明を当てる演出も幻想的な雰囲気で飽きさせません。
これらの方法は斬新でしたが、想像していたよりも簡単に実現できているところが素晴らしいと思いました。
しばしば「サウナにテレビは要るか要らないか」が議論になるのですが、なぜサウナにテレビが必要と考えられてきたかというと、高温の部屋で何分も過ごすことに耐え難くなってきた時に、何かで気を紛らわせることができれば、もう少し加温を続けて身体の芯まで温めることができる。そのための方法のひとつがテレビだということに過ぎません。
テレビ好きな人は確かにいますが、そもそもテレビが嫌いな人もいます。さらに番組内容による好き嫌いもありますから、多様なお客さまの気を紛らわせる手段としてはベストな提案とは言えなかったのです。
サウナが「熱いだけの退屈な部屋」ではなく、そこに光、音、香り、動きなどのさりげない演出が加われば、自然環境に乏しい都会であっても、サウナを存分に堪能することができるようになります。
その方法・技術を具体的に示してくれたという点で、とても意義のあるイベントでした。
もうひとつ注目なのは、このイベントが行政のお墨付きをとっているということです。保健所と消防からチェックを受けてOKをもらい、その他公衆浴場としての許可を得ています。
アウトドアサウナは、これまでの公衆浴場法で想定されている浴場の形態とは大きく異なるため…
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