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今日は 2020年12月16日です。
◆いまこそ朝風呂(3)
朝風呂をする上で、気になるコストの問題について、もう少し詳しく見てみましょう。
前回記事で、満天の湯久下沼さんから情報提供いただいたように、清掃時間帯の変更に伴う人件費(時給)アップという問題は、オペレーションの見直しと外注費(特殊清掃)の軽減で吸収できるとして、営業時間延長分の運営人件費はどうしても上乗せになります。
とはいえ、前日営業終了歩に浴室清掃を済ませていれば、受付と館内巡回だけの最小限の人員配置で朝風呂営業はできるはずです。
前に小規模施設ならワンマンオペレーションもできると書きましたが、実際にそうしている施設が複数あります。
営業時間が延長される分、配置するスタッフの人件費増をカバーできるかということが、やれるかやれないかの最も大きな判断の分かれ目となりますので、初めから通常営業と同様の完璧なサービスレベルを目指さない方が良いと思います。
朝風呂に来るお客さまは、至れり尽くせりのサービスや長時間だらだら過ごしたいというニーズで来ているわけではないのです。
もうひとつの懸念材料が水光熱費ですが、通常の水光熱費から1時間あたり水光熱費を割り出して、延長分の営業時間を掛け算したりしてはいけません。
湯を沸かすのも空調もそうなのですが、適温になるまでの立ち上げ運転は、保温するだけの時と比べて大きなエネルギーを消費します。
開店前の浴槽昇温中と営業中の時間あたり燃料消費量をメーターチェックして比較すれば、何倍も違うことが分かるでしょう。
開店時間を早めるということは、閉店時間中の降温が少ない分、開店前の昇温時間も短くなり、開店後の営業中保温に使う燃料はわずかですから、何時オープンであってもトータルではほとんど変わらないという結果になるはずです。
空調も同じことで…
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