いまこそ朝風呂

ナステビュウ湯の山のご来光風呂(豪雪地のため冬季は一時休止)

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今日は 2020年12月14日です。

いまこそ朝風呂
 多額の初期投資を回収しなければならない温浴施設は、基本的にいかに施設を遊ばせずに高稼働させ続けるかという考え方が必要です。

安売りしてでも、という意味ではありませんのでその点は誤解しないでいただきたいのですが、黙っていても出ていく返済や固定資産税、水光熱費などの固定支出を収益”額”が下回ればとたんに赤字転落ですから、部分的・瞬間的な売上効率や利益率よりも、事業期間トータルでどれだけ初期投資を上回るキャッシュフローを稼ぎ出すことができるかが問われているということです。

そういう意味では、効率に関わらず、赤字にならない限りは施設を稼働させてビジネスチャンスを逃さず追求していくという姿勢が求められます。

経営効率を追求するのは、黒字を潤沢に出せるようになってからでいいのです。

営業時間の延長=朝風呂もそのひとつ。

朝風呂は通常の営業時間帯ほどの集客は見込みにくく、料金設定も抑えめとなりますので、あまり効率的な儲けは期待できません。

早朝のスタッフの出勤も確保しにくいですし、浴室清掃の時間にも影響を及ぼします。少ない客数なのに温浴設備や照明、空調も稼働させなければなりません。

しかし、赤字なのか?と言えばそうでもないのです。

例えば営業時間10時~23時だった施設が朝6時オープンに変えたとして、営業時間は130%増加していますが、経費は130%増えるわけではありません。

朝風呂のオペレーションは、付帯部門を稼働させなければ、ほぼフロント業務のみ。小規模施設ならワンオペもできるでしょう。

清掃は前日の営業終了後に済ませておく必要がありますが、それは業務の時間配分を変えただけで、仕事量が増えているわけではありません。

水光熱費は、営業時間に比例して130%増えたりしません。詳しくは別の機会にお伝えしたいと思いますが、営業時間を延ばしても、水光熱費は思ったほど増えないのです。

温浴施設経営をよく勉強されている方なら、私がこう書く理由は想像できると思います…

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