訴訟社会

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今日は 2020年12月10日です。

訴訟社会
 スーパーマーケットの床に落ちていた天ぷらを踏んだ客の男性が転倒して負傷したとして、スーパー側に約140万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があり、スーパー側に安全管理義務違反があったとして、57万円余りの支払いを命じる判決というニュース。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120801083&g=soc

これには驚きました。詳細は分かりませんが、ニュースを読む限りは店側の過失というよりは客側の不注意ではないかと感じます。

このような判例が出ると、今後は言いがかり的に店側に損害賠償を請求する事案が増えてしまうのではないでしょうか。

このケースを温浴施設に当てはめてみると、浴室の床に他の客がこぼしたシャンプーのせいて滑って転んでも、施設側の安全管理責任が問われることになります。

いくら浴室清掃や防滑処理をマメにやっていてもリスクを防ぎきれないということです。

言った者勝ち、ゴネ得がまかり通る社会は美しくないと個人的には思いますが、そんなことを言っても解決にはならないので、現実を見据えた対策を考えなくてはなりません。

施設内の転倒問題に対しては、まず「普通に考えて絶対に滑らない」というレベルまで対策するしかありません。

浴室や脱衣室周りはどうしても水濡れやアメニティ類で滑る可能性があるので、マメな巡回清掃はもちろん、特にリスクの高い箇所はマットを敷いたり床材を変更するなどで、物理的に滑らなくする必要があります。

それでも天ぷら事件のような事故が起きてしまう可能性については、保険加入で損害賠償に備えるということになります。

施設賠償責任保険や店舗総合保険と呼ばれる…

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