建築コストと投資タイミング

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今日は 2020年11月20日です。

建築コストと投資タイミング
 昨今の温浴施設の新築案件では、建築コストが坪単価200万円以上といった話を頻繁に効くようになり、いったいどうなることかと思っていた建築コスト。

2020年に入って建築資材価格が下落基調となり、建設技能労働者の不足感も徐々に解消に向かう中で上昇基調が一服か、と言われておりました。そこへコロナ禍で景気悪化が避けられない状況となり、数日前の日経新聞でも「建設工事単価が下落」という見出しの記事が出ました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65937260W0A101C2QM8000/

弊社が関与している新築やリニューアルの案件でも、コロナ禍で計画の様子見や見直しとなるところが複数ありましたので、今後の建設投資が低迷し、ゼネコンの受注競争が激しくなるであろうことは実感しています。

いろいろな方と、今後は受注を確保したいゼネコン同士で値引き合戦が起きて建築コストが下がっていくのでは?と話していたのですが、どうやらその方向になりそうです。

もともと温浴ビジネスにとっては、売上や利益が伸びないのに工事費ばかりが高騰を続け、事業として成立しないレベルになりつつあったところですので、こればかりはコロナの影響でも何でも下がってくれた方が正常に近づくと感じています。

一方でここ数日はまた感染拡大のニュースがヒートアップしてきており、いまコロナ終息の見通しを立てることは難しいですが、このような状況がいつまでも続くわけではありません。いずれコロナ禍を乗り越え、日本経済と国民生活再生に向けた動きが活発化する時がきます。

本当に経済活動が活発になった段階では、ふたたび建築コストも上昇していくでしょうから、工事を発注するのはその前のタイミングが良いということになります。

投資家は株などの売買のタイミングで儲けを出しますが、温浴ビジネスにおいてもタイミングは事業性に大きく影響しています。

建築コストが安い時期に投資すれば、投資回収も早いですし、返済負担も少なくなります。そのゆとりが経営のあらゆる部分に好影響をもたらすのです。

そのベストタイミングとは…

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