ととのったら眠りたい

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今日は 2020年11月19日です。

ととのったら眠りたい
 冷たい水風呂に入ると一瞬はシャキッとするのですが、その後リラックスして確実に眠くなるので、睡眠に悩みを持つ人にはいつもサウナ(水風呂・外気浴)を勧めています。

水風呂の睡眠導入効果は絶大で、調査の時などは良さげなサウナと水風呂があるとついうっかり入ってしまい、早く次の調査施設に向かわなければならないのに動きたくなくなるという失敗を何度もやっています。

調査に限らず、日帰り温浴施設を利用した後は、必ず移動して帰らなければならないのが大きな問題です。できることなら、サウナと水風呂でととのった後は何も考えずにそのままぐっすり眠りたいものだといつも思っています。

安心して眠れる環境がいいのですが、温浴施設の仮眠コーナーでは人目があったり物音がしたりして寝心地がイマイチです。

その点、宿泊施設なら入浴の後は寝床に直行して朝まで爆睡というコースが堪能できます。

しかし、残念なことに良好なサウナ環境を備えた宿泊施設というのは多くないのです。

宿泊施設の大浴場と言えば、たいてい大きな浴槽とズラリ並んだ洗い場というイメージで、天然温泉や眺望はあったとしても温浴施設のように入浴を心行くまで楽しめるようには作られていません。サウナなどはあってもオマケ程度のところが大多数です。

どうしてそうなっていまうかというと、宿泊施設の場合は、チェックインタイムから就寝時間までの限られた時間帯に利用者が集中するので、客室数が多いホテルや旅館ではかなりの入浴者数になります。そのために一度に多くの人が入浴できるよう、どうしても大型浴槽と洗い場ズラリという作りになってしまうのです。

ところが、午前中から夕方までの時間帯は大浴場利用者があまりいませんので、その間は設備が遊んでいることになります。

客室の稼働率も曜日やシーズンによって変動が激しく、稼働率が低い時は大浴場は閑散としています。

稼働率が低くても、満室の時と同じように大型浴槽には湯をたたえていなければならない。そう考えると、もっとお風呂の魅力を強化して差別化を図ろうと思っても、経営的にはなかなか難しいのです。

日帰り入浴客を受け入れることで上記の問題は緩和されますが、宿泊施設の立地条件は足元の商圏人口が薄いケースが多く、日帰りがビジネスとしてうまく行くかどうかは別問題です。

高い料金をいただいている宿泊客と、500円から1,000円程度の日帰り入浴客を同じ扱いにするのも考えものです。また、不特定多数の人が出入りすることは客室エリアのセキュリティという問題も考えなくてはならなくなります。

このように悩ましい問題が多々あるため、大浴場を充実させた宿泊施設が少ないのです。

しかし、大型浴槽の大浴場ではなく、サウナだったらどうでしょう?

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