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今日は 2020年11月17日です。
◆多士済々
昨日は大サウナ博2020に参加してきました。
https://g-sauna.com/items/5f7f4e148f2ebd418489df37
前回大サウナ博についてこのメルマガに書いたのは2016年でしたから4年ぶりのレポートとなるのですが、相変わらずのカオスぶりで、ポスターを見ても何のイベントなのかよく分かりませんが、横浜市鶴見のおふろの国に温浴業界各方面から多くの人が集まりました。
イベントのハイライトのひとつである日本おふろ大賞はすでに第9回を数える歴史を刻んでいます。
私は表彰状を渡すプレゼンテーターを務めさせていただいたのですが、今年のおふろ大賞を受賞したのは「ゆとなみ社」湊氏と「ニコニコ温泉」真神氏。ともに銭湯再生事業に取り組んで実績を上げている企業です。
おふたりの勢いを見ていると、「誰だ、銭湯が衰退業種なんて言ったのは?」という気になってきます。
時代の流れや施設の老朽化にも負けずに、マンパワーで次々と銭湯事業を再生させており、温浴ビジネスの底知れない可能性を感じさせてくれています。
後半は浴室に移動して熱波イベント。ここでも驚かされたのは有名熱波師の皆さんの圧巻のパフォーマンス。お祭り騒ぎだけでもなく、風だけでもない。それぞれ異なるアプローチで、飽きさせることなくイベントを盛り上げてくれます。
それはイベントというよりも、もはや熱波道ともいうべき伝統芸能の域に近づいているのではないかと思いました。
その域に到達するまでの、それぞれの熱波師の皆さんが注いだ創意工夫と鍛錬の時間を想像すると、敬意を感じずにはいられません。
大サウナ博はそんな感じで温浴業界で活躍する人たちが集まり、まさに多士済々。会場には5時間以上いたのですが、たくさんエネルギーをもらい、楽しませてもらいました。
温浴マーケットは今コロナ禍と市場の成熟が重なって、経営的に苦戦する企業が多いのは事実ですが、一方でどんどん若くて個性的な人材が台頭しつつあります。この人たちがもっと活躍するようになれば業界の未来は明るい。そう確信させられた一日となりました。
(望月)
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