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今日は 2020年11月13日です。
◆食わず嫌い(2)
前回の記事で「サウナに入れない人たちをどうやって変えていくか、まず社内の人たちで実験させてもらいましょう」と書きましたが、私がこれまで取り組んできて感じていることをご紹介します。
人にサウナを勧めるきっかけは、たいてい身体の不調という話題です。
「風邪」「花粉症」「眠れない」「冷え性」「肌荒れ」「おなかの調子が悪い」「疲れが抜けない」…病院に行くしかないような急性症状や重症以外のあらゆる日常的な体調不良は、自分で養生して健康を取り戻さなければならないのですが、その方法としてサウナが極めて有効であることはあまり知られていません。
日常会話で体調の話題が出ることは多いので、必ず「そういう時はサウナが良いよ」と言うのですが、大抵の場合は「?」とか「…。」という反応になります。
サウナに入らなかった理由や事情は人によって様々ですので、それを覆すには一筋縄ではいきません。多様なアプローチが必要になるのです。
まずひとつめは「イメージ作戦」です。
サウナって、酔っぱらったオヤジや疲れたサラリーマンが行くところ。この顔にピンときたら110番のポスターとか貼ってあるガラの悪いところ。
いまや明るくて健全なサウナばかりですから、古くて間違った先入観でしかないのですが、そう思っている人が少なくないのも事実です。
そんなマイナスイメージを持ってしまっている人に、いくらサウナで体調不良が改善すると言ったところで、じゃあ行ってみよう♪とは、なかなかなってくれません。ここが温泉とサウナの最大の違いかも知れません。
そういう人たちには、サウナの健康改善効果を理屈っぽく説明するよりも、まずサウナが素敵で楽しく面白いものというイメージを伝える必要があります。
私のお気に入りの画像があります。アメリカのサウナ情報サイトにあるのですが、裸で雪に飛び込むという不思議な光景が面白くて、既成概念を覆してくれる1枚です。
https://www.saunatimes.com/sauna-culture/sauna-weather/sauna-is-a-celebration-of-temperature-extremes/
体調不良というのは、誰もが何かしら抱えている日常的な問題です。それに対する健康法ということでは世の中にありとあらゆる情報があふれていますので、いくらサウナが良いよと伝えてもすぐに信じてはもらえません。
それよりも素敵で楽しく面白いというイメージを伝えた方が…
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