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今日は 2020年10月31日です。
◆サウナーが増えると
だいぶ気温が下がってきましたので、今夜は外気浴が気持ち良いかもと期待しながら、オープンから4ヶ月ほど経過した温浴施設に行ってきました。
上層階にある施設に向かう大型エレベーターはコロナ対策で人数制限をしており、4隅に壁を向いて立つよう床にサインが貼ってあります。入館前からかなりコロナ対策が徹底していそうな印象を受けます。
入店時の検温消毒からはじまり、店内のベンチやエレベータの人数制限、使用後キーバンドの消毒など、ありとあらゆる対策が実施されておりましたが、今の世間の対策レベルと比べるとやや過剰な印象です。
一番気になったのは、なぜか下足や脱衣ロッカーの人数制限をしていないのに、サウナの人数制限をしていることです。男性脱衣ロッカーは約250人分あったにもかかわらず、高温サウナは本来は約13人収容のところを5名に制限、塩サウナは元々5名なので、合計10名しかサウナに入れません。
結果的にサウナ待ち行列が起きており、前室で寒い思いをしながら順番を待つ羽目になりました。
ようやくサウナ→水風呂→外気浴を1セットすることができましたが、再び待ち行列に並ぶ気にはなれず、同行した米澤専務と相談して早々に退館することに。
サウナ室の人数制限自体はコロナ対策ですので仕方ない面もありますが、そうであれば全体の収容人数もバランスを考慮して調整するべきで、利用客を入れるだけ入れておきながら部分的にボトルネックを作ってしまうのはあまり感心できません。
そんな出来事から、あらためて施設全体と部分的な収容人数バランスについて考えてみました。
温浴施設の設計は、売上・客数予測とロッカー回転率によって最大収容人数を決めることから始まります。ピーク日の予測客数が600人でロッカー6回転が想定されるなら、最大100人収容と言うことです。
最大100人といっても同時に一斉入館するわけではないので、利用客は館内の各箇所に分散します。入浴、休憩、食事、その他…。その人数バランスはそれぞれの利用割合と利用時間を想定して割り振ります。
そして、浴室エリアに滞在する最大人数が決まったら…
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